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467. 歌 [雑感・気づき]

名言 : 「エー、言ってくれれば良かったのにィ」の90%は、「あー、聞いてなくて良かった」である。  (K.S.)

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 昔の歌謡曲を聴いていると、 私はあっという間にその時代に戻って甘酸っぱい思い出やほろ苦い感傷に浸ってしまいます。 私を取り巻いていた人々や、 ちゃぶ台、 テレビなどのモノ、 懐かしい部屋の匂いや夕暮れの豆腐屋のラッパ音まで鮮明に浮かんできます。 子供達が聴いていた音楽を耳にすれば彼らの笑顔が飛び込んできますし、 散歩の途中に 「若い力」 などのリズミカルな曲を聴けば一気に足取りも軽くなります。 音楽とはすごい力を持っているものですね。

 ところで、 ロマン歌謡は恋愛のキュンキュンした気持ちを、 そして童謡はおぼろげで寂しかった頃の幼い自分を再体験させてくれます。 今日江利チエミの 「酒場にて」 を聴いていたら、 伴侶を失ったやるせなさをひしひしと感じました。 妻との離婚も死別も経験の無い私ですが、 この曲はそうなった時の自分を先取りして私に感じさせ、 少し反省を迫ってきました。 歌は私達に、 今の生活を振り返るきっかけも提供してくれているようです。


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466. 私達と地球 [地歴公民科]

どどいつ : 飲めば必ず 父の一言 高校の頃は 生えていた  (pochどんどん)

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私達と地球
 1972年に世界の科学者達によって書かれたレポート 『成長の限界』は、 「人類は人口爆発と地球環境の悪化で21世紀半ばまでに滅びる」 と警告しました。 今、 世界の総人口はその警告通りに増え続けています。 私達は知恵を集めてこの流れを止めなければなりません。

 もしも巨大な宇宙船を打ち上げて、 そこに人類を移住させるなら…? まずは 「誰を宇宙船に乗せるか」 という人間の選別が始まる事でしょうね。 恐ろしいことです。 さらに 「何を宇宙船に積み込むか」 という超難題が待ってます。 地球の生態系をそのまま保つには、 ノミもばい菌もそっくり積み込まなければなりません。 人間の視点で選り好みしてはいけないのです。

 さらにたとえ乗組員として選ばれても、 船内の生活は実に辛そうです。 石油も鉄鉱石も無いため生活用品の全てが動植物の利用かリサイクルとなるので、生活はまるで江戸時代のようになる事でしょう (No.169)。 考えれば考える程、 宇宙船構想は無理と感じます。 みんなでこの貴重な地球を大切に扱っていきましょう。


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465. 愛 [宗教的感覚]

狂歌 : せっかくの お休みなのに 大量の 課題を出すのは やめてほしいね  (M)

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 私達は美しい虹など完全に近いものに惹 () かれます。 不完全な人間が完全な存在に惹かれる傾向を、 プラトンはエロスと呼びました。 エロスは自分を高めたいという自己中心的な愛でもあります。

 一方キリスト教では、 全知全能の神は不完全な人間に無差別・無償の愛を常に与えており、 これをアガペーと呼んでいます。 同じ 「愛」 でもこの2つは上下逆向きのベクトルです。 良き伴侶にはこの両方が求められます。

 ところで聖書には 「主なるあなたの神を愛せよ」(マルコ12-28) とも書かれてあります。 果たしてこの 「愛」 はどちらなのでしょうか。 実は私は今まであやふやでした。 ところが先日いらした大船渡教会の山浦先生が、 「この聖書の『愛せ』は誤訳だ」 と言われたのです。 ギリシア語に戻ると、 聖書で私達人間が 「愛せ」 と言われている部分は 「大切にせよ」 と訳すのが正しいのだそうです。 やっとシックリくる訳語を手に入れる事ができました。 真意を知るには原典にあたるのが一番と感じました。


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464. 収穫 [教育の話題]

川柳 : 「久しぶり」 手を振られたが あなた誰  (OKM)

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収穫
 シチズンシップ、アクティブ・ラーニング…。 最近の文科省の文書にはやたらカタカナ語が多く出てきます。 そこで先日、 勉強のために県教委主催の 「シチズンシップ研修会」 という研修会に参加してきました。 しかし文科省の指針がまだ出ていないとの事で、 主催者の県教委も 「こうだ」 と断定できず、 結局よく分からないままで終わった歯がゆい研修会でした。

 しかしこの研修会の中で、 東京の高校の先生の事例発表があり、 その先生が最初におっしゃった言葉が私の大きな収穫でした。

 「これまで来た事もなく気にした事もなかった仙台でしたが、 ここで講演する事が決まってからは、 駅に貼られている 『うみの杜水族館』 や七夕祭りのポスターなどがとても目につくようになりました。 情報っていくらあっても、 意識を向けないと無いと同じなんですね。」

情報化社会に生きる私達が大いに心すべき事と感じました。


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463. 真剣さ [宗教的感覚]

名言 : 幸せは、探すものではなく感じるもの。  (K.M.)

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真剣さ
 『ガリラヤのイエシュー』 で有名な山浦玄嗣先生の講演会がありました。 最後の質問タイムで、 私は聖書の中によく出てくる 「後のものは先になり、 先のものは後になる」 という言葉の真意が分からずにいたので、 ここを先生はどう解釈されるか尋ねてみました。

 すると先生は 「先のものとはファリサイ派の人々で後のものはイエスを信じる人々のことです。 ファリサイ派は真剣に立派に生きている人で、 神様はそれができない弱い人々から先に助けるのです。」 とおっしゃいました。

 もっと別な深い意味があるとばかり思っていた私はその単純な答えに拍子抜けしましたが、 その時イエスを異端とみるユダヤ教徒側の人々の気持ちも分かるような気がしました。 彼らの 「そんなに簡単に神の赦しが得られると思うな」 という気持ちは、 日本の道元 (坐禅) や親鸞 (念仏) に向けられた旧仏教派の 「弾圧」 にも通じるものだと思います。 それは良し悪しのレベルを超えた 「真剣さからの要請」 だったのでしょう。


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462. 人工知能と人工脳 [ニュースより]

どどいつ : やればできると 言われたけれど どうしてお前が 言い切れる  (Z)

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人工知能と人工脳
 6月29日のヤフーニュースに、 「人工知能 (AI)が、 制作者の人間に怒った」 という記事が出ていました。 その内容は、 制作者が 「道徳性について定義せよ」 という質問を出したところ、 いくつかのやりとりがあって最終的にAIは 「何についても話したくない」 とムツけてしまったそうです。 この事件は、 AIが 「単なる奴隷じゃないゾ」 と宣言した最初の瞬間だったのかもしれません。

 以前、 AIロボットの責任や権利について書いた事がありましたが (No.428)、 今や人類がどうやって頭の良いAIロボットから自分達を守るべきかを真剣に考えなければならない段階に入っているのかもしれません。

 昨日、 米国で皮膚細胞から 「人間の脳」 をほぼ完全な形で培養する事に成功したというニュースが流れました。 この脳が感情や思考を持っているなら、 これは大いに問題です。 人工知能と人工の脳、 あまり明るい未来は見えてきません。 人類は開けてはならない「パンドラの箱」を開けてしまったのでしょうか。

人工知能と人間の喧嘩の記事
http://matome.naver.jp/odai/2143557444223191801

人工脳の培養成功の記事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150820-00000010-jij_afp-sctch


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461. 仕事 [雑感・気づき]

狂歌 : 前夜祭 街中歩く カップルと 友達四人で 歩く私ら  (真夏のサンタクロース)
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仕事
 「その仕事、 やっておきましたから。」 世の中には、 こんな言葉がスッと出てくる人もいれば、 「それ私の仕事じゃありませんけど。」と、 自分の仕事を減らそうとする人もいます。 前者の人々は仕事を楽しんでいますが、 後者の人々は仕事を疎 (うと) んじています。 仕事を 「楽しむ」 か 「疎む」 かで、 人生の充実度が全く違ってきます。
 
 仕事が楽しいと通勤時間や食事や入浴の時間も楽しくなり、 目覚めてる時間の大半でドーパミン (脳内モルヒネ=快楽物質) が出ている状態になります。 私の勤務校にはこんな先生がたくさんいます。 後の人々に比べて、 ざっと計算しても人生ドーパミンの放出量は四倍以上です。
 
 どうすれば仕事が楽しくなると思いますか? 彼らは同僚の喜ぶ顔をエネルギー源にしているように見えます。 人間が好きなのです。 文章は書けば書く程書けるようになっていきます。 人付き合いも同様で、 どんどん人の輪の中に入っていき感動を分かち合う事で、 人がどんどん好きになっていきます。

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460. 難局 [雑感・気づき]

川柳 : 夏休み やっと始まり もう終わる   (今何時?)

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難局
 2011年3月、 東電福島第一原子力発電所では燃料プールの水が減り、 このままでは大爆発が起きて東日本に人が住めなくなる、 というギリギリの所まで事態は悪化しました。 幸い多くの人々の命がけの対応で何とかその最悪の事態は回避できました。

 あの時仙台霞目駐屯地から飛び立ったヘリコプター2機が、 大量の放射線が出ている建屋の真上から消火バケットで30トンの散水を行った映像を覚えていますか? パイロットの自衛官らは文字通りの決死隊でした。 散水自体は 「焼け石に水」 のようなささやかなものでしたが、 日本人の誰もが胸の中に熱いものがこみ上げ、 その気高さに言葉を失いました。 彼らが今どうなっているのか、 とても心配です。

 誰もが尻込みするような危険な任務に就く時の心理について、 ある消防士が言っていました。 「心から尊敬してた上司に 『一緒に行ってくれるか』 と言われたので、 行く気になれた。」 と。 人が難局に立ち向かうためには、 信頼し合った人間同士の強い心の絆が必要なんですね。


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459. 傷痍軍人 [地歴公民科]

名言 : 友達の家でのお泊まり会。最初に寝た子が写真を撮られる。 (かめさん)

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傷痍軍人
 私が子供の頃、 七夕に行くと必ず街角で白っぽい浴衣を着て軍帽をかぶった数人の傷痍軍人 (しょういぐんじん) がいたものです。 四つん這いになって義手でハーモニカを吹く人、 松葉杖と義足で立ってアコーディオンを弾く人、 彼らは前に置いた小箱でお金を求めていました。 見るたび心が痛みました。 暗い思い出です。

 地雷は、 敵兵士一人を傷つければ運ぶ二人と合わせて三人分の兵力を削ぐ効率的な武器と言われています。 私もそれを信じてきましたが、 先日のNHKスペシャルを見て、 戦争はそんな甘いものでは無いと知らされました。 その番組は沖縄戦で戦いに駆り出された少年兵達の話です。 弾薬、 兵員共に底をついた戦場では、 敵弾で傷ついた兵士は軍医によって射殺されていたのです。 また昨日見た硫黄島での壮絶な戦いでも、 「捕虜になるより名誉の死を」 と戦友を撃った日本兵の回顧談が映し出されていました。 戦場の敵は前からばかりとは限らないと改めて感じました。

NHKスペシャル 「あの日、僕らは戦場で〜少年兵の告白〜」
http://tvtopic.goo.ne.jp/program/nhk/1009/881873/


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458. 政権運営 [ニュースより]

どどいつ : 蝉が鳴き止む 休みが終わる テキスト開いて 俺が泣く  (オイガツオ)

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政権運営
 福島原発事故の責任も今後の見通しもウヤムヤの中、 11日に川内原発は再稼働しました。 安倍総理は、 この勢いで安全保障関連法案も通してしまうのでしょうか。 私は彼の政権運営をハラハラして見ています。

 三権分立制は確かに理想に近い政治制度ですが、 内閣の政権運営を国民がチェックできない点は難点です。 国会議員も裁判官も、 国民からの厳しいチェック (選挙・国民審査) が入れば職を失うおそれがあり、 これが暴走防止に役立っています。 かつて何度か首相公選制が提案されましたが、 憲法改正がネックになって話は立ち消えになりました。 理想形に向けて、 まだまだ考えなくてはなりません。

 「安倍首相にはお子さんがいないから、 子や孫の世代の問題を切実に感じられないのだ」 という意見がありました。 うーん、 これってかなり説得力あるようには感じるけど、 逆に子供がいないと政治家にはなれないという危険な思想にも繋がりかねないなあと感じました。 強引な政権運営をすると、 こんな所まで非難の対象になるんですね。


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457. 理想の家族 [教育の話題]

狂歌 : テスト前 今日こそやるぞ 気合い入れ 机に向かうも 掃除始まる   (A)

理想の家族
 2004年に米国の高校に行った時、 PTA総会を見て目からウロコが落ちました。 総会は夜に開催されたのです。 集まりが悪いと嘆かれる日本の学校のPTA総会も、 夜間開催なら改善されそうです。 もっとも 「車社会だからできるんだ」 という声も聞こえそうですが…。

 その時、 教頭先生が 「保護者の60%以上が離婚しています。」 とおっしゃったのを聞いて、 またビックリしました。 2013年の日本の離婚率は35.0%です。 米国より少ないとは言え3組に1組が離婚しています。 シングルマザーで立派に子育てをした母親の娘さんは、 その成功例を見ているだけに離婚へのハードルは低いような気がします。

 家庭科の先生が、 「家族の理想像を示せない」 とおっしゃっていました。 無理して続ける結婚生活と思い切って別れるシングル生活のどちらがいいかは簡単に言えませんが、 たとえ実現が難しくても 「理想」 は示すべきだと思います。 「両親仲良く子育てをするのが理想の家族だ。」 と。


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456. NHKドキュメンタリーから [地歴公民科]

川柳 : エアコンの リモコン戻す 母の留守   (ポッキータン)

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NHKドキュメンタリーから
 NHKの 「特攻 -なぜ拡大したのか-」 を見ました。 太平洋戦争末期、 皆さんと同い年ぐらいの未来ある若者4500人以上が、 特攻によって命を落としました。 問題点がどこにあるのか、 考えさせられました。

 米兵に罪は問えません。 正当防衛論が成立しますから。 一方、命令した上官も職務命令に従っただけなので罪は問えません。 発令者の軍の参謀は自らの職務に忠実な官僚でした。 宮崎周一陸軍中将の言葉、「 終戦を考えるのは私の任務ではない。(勝つ事を考えるのが任務なので)」 がそれを示しています。 改ざんされた数字が事実とされ、 大本営会議は誰も終戦の発言ができない雰囲気となりました。 天皇は多数派の意見を無視できず、 ズルズルと広島・長崎の悲劇の発生を待つ事となったのです。 結局問題点は、 正しい数字で状況を正確に把握し、 客観的に日本の未来図を描ける部署が政府の中に無かった点にあると思います。

 私には、これが今の政府の原子力政策とダブって感じられて仕方ありません。


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455. マスコミ [ニュースより]

名言 : 物静かな人だからと言って、性格までそうだとは限らない。  ()

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マスコミ
 今回はマスコミの問題点について考えます。

 15年程前、 包丁を持った17歳の少年による高速バス乗っ取り事件がありました。 佐賀市から乗り込んだ彼は運転手のすぐ後ろに座り、 一人でバスに乗っていた6歳の女の子に包丁を突きつけながら、 バスを広島県まで走らせました。 途中乗客の1名が刺殺され2名が負傷しました。 最終的に警察官15人がバスに突入し彼は逮捕されたのですが、その時警察官1名が負傷しました。 マスコミは 「死者が出る前になぜ警察は動かなかったのか。 米国なら、 とっくに犯人はライフルで撃たれて殺されている。」 と厳しく警察を批判しました。

 しかし、 もし警察が本当にそれをやったら…? ここからは私の推測ですが、 マスコミは、 「まだ誰一人殺していない少年を警察は殺した。」 と人権派の立場で騒ぎ立てる事でしょう。 警察も、 ギリギリの場面で苦渋の決断をしています。 マスコミの問題点は、 安全な場所から無責任に、 しかも結果論で批判する事が多い所です。 マスコミの報道に対しては、 常に批判的に吟味していきましょう。


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454. 和の姿勢 [学校生活から]

どどいつ : 書き間違えた ノートに限り 私にとっては きれいな字  (やまざき)

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和の姿勢
 今、 校内では三年生への面接指導があちこちで行われています。 今日、 保育士志望の生徒とこんなやり取りがありました。

 私、 「保育士のあなたにクレームを入れて来た保護者には、 どんな心構えで対応したらいいと思いますか。」 皆さんなら何と答えますか。 生徒は、 「きちんと事実を告げて、 保育所側で行う指導と家庭ですべき指導を話して理解してもらいます。」 立派な回答でした。

 しかし現実は、 これにプラスαが必要です。 保護者の中には、 保育士免許を持ってる方や経験者も少なくありません。 そんな方々から若い保育士が協力をもらうには、テクニックが必要です。 まず一つ目は、 「私はあなたの子供が可愛くてしかたがないので、 是非協力し合って良い子に育てましょ。」 という和の姿勢です。 二つ目。 このセリフを必ず本題に入る前に伝える事。 そして三つ目。 「誉める。意見を言う。もう一回誉めるる」のサンドウィッチ型で話を終える事。教員の合評会で意見を言う時なども、この言い方だと角が立ちません。


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453. 不思議 [学校生活から]

狂歌 : 花火より ゆかたの君が きれいだと 言われた私が 舞い上がりそう  (月夜)

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不思議
 今日、 やっと県教委の研修会に提出する授業の指導案を書き上げました。 指導案とは、 どんなねらいで授業を展開するかを事前に書き記すものです。

 最初は簡単に書いてごまかそうかと思いましたが、 この歳になると 「これが人生最後の指導案になるかも…」 と思えてきて、 いい加減なものも作れなくなりました。 四苦八苦して、 何とか倫理でやってる 「自己愛と真実の愛」 の授業の指導案の下書きを書き上げました。 ところが、直しても直しても校正すべき箇所が出てくるのです。

 その内不思議な事に気づきました。 直す程に、 段落の切れ目がちょうどページの終わりに当たったり、 間違って打ち込んだ文字の方が文章にピッタリはまったりするのです。 まるで完成に近づくジグソーパズルのように、 混沌としていた全体がきれいにまとまっていくのを感じました。 結局、 始めには想像できなかったきれいな仕上がりになりました。 この 「不思議」 こそが、 今私の中ではそのまま神様の存在証明になっています。


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452. 自殺  [教育の話題]

川柳 : お父さん 頭だけ見たら 赤ちゃんだ  (プリッツ)

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自殺
 矢巾町の中学生の自殺について、 ラジオで視聴者からのハガキが紹介されていました。 次々と厳しい意見が読み上げられるのですが、 アナウンサーのコメントは 「そうですよね」 の連続で、 「あららら…」 と思ってしまいました。 今ネット上は、 いじめた生徒や担任の先生への中傷の書き込みであふれています。 新たな国民的いじめが始まりそうで心配です。

 この事件から見えてくる課題は山積していますが、 何と言っても第一は 「二度とこのような事件が起きないようにするにはどうすべきか」 という原因究明と予防対策です。 第二は 「加害生徒が今後正しい市民として生きていけるようにするには、 どうすべきか」 という教育的課題です。 教育は、 生きてる人間を育てる営みですから、 たとえ加害者でも当人をつぶすような動きからはその人を守らなくてはなりません。 ここが校長先生や教育委員会が腐心する所です。

 そして何より、 「親より先に死ぬな!」 という生命の大原則の徹底です。死にたくなったら、 思い切って警察の困り事相談窓口に訴え出ましょう。


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