771. スカイボード=エア [ニュースより]
http://gigazine.net/news/20160412-flyboard-air/
770. 仕事について [雑感・気づき]
①経済的に余裕があっても働きたい。
②経済的に余裕があれば働きたくない。
③わからない。/どちらとも言えない。
A:給料のためにする仕事。
B:人々に喜んでもらえる仕事。
C:自分へのミッションと意識できる仕事。
生意気言わせてもらえば、BとCはほぼ重なります。そしてたとえAから入ったとしても、創意工夫でBまで進めたら、間もなくそれがCにもなっている事に気づきます。そうなると有難くて楽しくて、とてもやめる気になれません。今回は、幸運な男からの一つの意見として聞きおいて下さい。
https://news.yahoo.co.jp/polls/domestic/28682/result
769. びっくり [ニュースより]
今日はびっくりする事が二つありました。
〇一つ目は、「子ども」の書き方についてです。
私は「子供」という字を書く時、「『供』という字が差別用語だからひらがなで書くように」と言われて、ずっと「子ども」と書いてきました。教科書も「子ども」ですし、「こどもの日」は全部ひらがなです。ところが2013年に、文科省は「こども」表記を漢字の「子供」に統一していたのです。びっくりしました。常識といってもチェックが必要と反省しました。
ここでは定員12名に対して15名の立候補がありました。開票結果が発表されると、落選した60歳の候補者の得票数が0だった事がわかりました。本人は「漢字で一票入れた」そうですが、総務省選挙部管理課は「判読できなかった事が考えられる」と言っています。奥さんも子供も親兄弟も入れてくれなかったんですね。今後彼が家族や親戚と今まで通り付き合えるのか、心配してしまいます。
768. ファミリーロマンス [ニュースより]
恋人のいない依頼者がfacebookやインスタで恋人と充実した時を過ごす写真をアップしたい時、恋人役を派遣します。友人・父・母・兄弟・夫・妻・子供などの代行も可能です。
〇結婚式(二次会・葬儀・講習会・パーティー・ライブ等)への代理参加
参加者・申込者が少ない時のサクラとして。
〇部屋掃除代行、墓参り代行、グチ聞き代行、謝罪代行、アリバイ証拠人等
使えるものから、首をひねるもの、大いに問題ありのものまで多数あります。
http://family-romance.com/service/realappeal.html
767. 新聞奨学生 [思い出話]
http://www.yc1.jp/yomisho/index/
766. みんな同じ [学校生活から]
校庭の桜
風速30mの強風のせいで、紅白歌合戦最終シーンのような桜吹雪の一日となりました。桜は連絡し合っているかのように同じ日に開花します。これが遺伝子DNAのなせる技なのでしょう。DNAレベルかどうかは分かりませんが、私達人間にもみんな同じようにやってる行動があるとは思いませんか。
たとえば、皿に箸を乗せて運ぶと必ず何本か落とす。辞書を引く時、必要なページだけがめくれない。鍵束を持って解錠しようとすると合わない鍵を先に入れてしまう。褒められた後でもう一回やると必ず失敗する。キャラメルは噛まずにいられない。習字をすると必ずどこかに墨をつけてしまう…。これ、私だけじゃないですよね?
変なものばかり上げましたが、私達の感情生活でもきっとみんな同じ所で喜びや悲しみを感じているに違いありません。人間同士の温かいつながりを広げるためにも、こちらの方の感覚は大切にしたいものですね。
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川柳 : 兄貴から 学んだ事は 何もなし (キクマサZ)
765. 水平跳び [思い出話]
水平飛び
私は小学校5年生の頃、跳び箱や鉄棒などの器械体操が大好きでした。ある時、私は跳び箱の「水平跳び」に挑戦してみました。しかし何回やっても腰が「くの字」に曲がり、水平に跳ぶ事ができません。すると一人の6年生がやって来て、アドバイスしてくれました。「手を、進行方向に向かって突っ張るようについてごらん。」
それまでの私は、当然のように両手を跳び箱上部の前方から引っ張るようについていたのですが、初めて逆向きに突っ張ってみました。すると、足首、腰、頭が一直線に浮いて水平に跳び箱を越せたのです。これにはびっくりでした。以後の人生、私は「一人で悩んで解決できない時は積極的にアドバイスを求める」という考え方になりました。
ピアノのフォルテッシモをより大きな音に聴かせるコツって、ご存知でしたか?音楽の先生からお聞きしたのですが、鍵盤をたたく時、気持ち遅らせてバーンとやるといいそうです。何事にも素人には知り難いコツがあるものだと感じています。
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川柳 : 授業中 うなずくふりして うたた寝だ (BUMPLOVE)
764. 思いやり [学校生活から]
思いやりは大切。でも相手をどれだけ知っているかの吟味も大事。
生徒の言葉の中にキラリと光るものを見る事があります。
先日、授業で「同性カップルに里親認定(No.760)」という大きな流れをどう見るかを話し合っていた時、Aさんが発言しました。
「たとえ親は良くても、子供の身になれば学校で差別されたりするのでかわいそうです。」するとBさんが言いました。「『差別されてかわいそう』という気持ちがすでに差別から来ているので、そう思う事自体良くないと思います。」と。
Bさんの意見はとても良いポイントを突いていると感じました。Aさんの思いやりそれ自体は尊く、否定すべきものではありません。しかし、もしそれが間違った認識に基づくものであれば、相手を不快にさせかねないので指摘してあげる必要があります。例えば、ある男性が「女性に生まれてかわいそうに」と言ったら、その人は女性差別に陥っている可能性があります。同様に、もしAさんが「その子は将来いじめられるはずだ」という認識であれば、それは改められねばなりません。これからは色々な親がいる時代となるのですから。
価値観が多様化しています。発言の前には十分人権について考慮しましょう。
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名言 : 授業中に友達と目が合うと、必ず変顔をしてしまう自分がいる。 (Y.K.)
763. 朝鮮学校 [思い出話]
朝鮮学校のカリキュラム。「国語」とは「朝鮮語」のことです。
今、補助金の打ち切りや削減など、朝鮮学校への財政的な締め付けが厳しさを増しています。
1995年1月、私達教員30名は、八木山動物公園の裏にある朝鮮学校を見学させてもらいました。コンクリート製の建物は、ガラス窓の所々がベニヤ板で補修されていました。各教室の正面には金日成・正日親子の写真が掲げられていましたが、その下に米国IBMのコンピュータが40台置かれた部屋もあり、びっくりしました。
出会った女生徒達に「こんにちは」と声をかけたら、「アンニョンハシムニカ!」と返って来ました。さすがです。ところが、その後の先生方との懇談会で、「今一番困っている事は何ですか?」との我々の質問に、「生徒達が朝鮮語を話せない事なのです。」という答えが返ってきました。「エッ?」と驚いたのですが、考えてみれば生まれた時からずっと日本のラジオやテレビで育っているのですから、「そうもなるよなぁ」と感じました。
サッカーや吹奏楽の練習に励んでいた彼らは、私達の学校の生徒達と何一つ変わらない純真な生徒達でした。
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川柳 : 寝坊した 時に限って バス早い (みこりん)
762. 小さな人々 [地歴公民科]
スベトラーナ=アレクシエービッチさん
テレビで、ノーベル文学賞を受賞したベラルーシのスベトラーナ=アレクシエービッチさんの話を聞きました。彼女は政府や指導部の語る「大きな物語」の中ではなく、チェルノブイリ原発事故の被災者といった「小さな人々」の言葉の中に真実はあるとして、そのような人々の言葉を集めた「証言記録文学」という分野を確立しました。
「第二次世界大戦当時、5歳で孤児院に入っていた女の子の話です。孤児院の子供達はいつも強いお父さんが迎えに来ると信じていました。ある時、窓から黒い服の男達がやって来るのが見えて、子供達は『パパだ!パパが来た!』と叫びました。しかし彼らはナチスの親衛隊で、その後子供達は殺されました。輸血の生体実験用に血を抜かれて。」
「殺しに来た者をパパと叫ぶ子供達、こんな話は表に出ません。書記長や英雄の話ばかりが残っていきます。」
彼女は福島にもやって来て、自由な日本の被災者も専制的なソ連時代のチェルノブイリ被災者同様に沈黙の中に生きている事に驚きます。
「今、沈黙の中で『意識の軍国主義化』」という新しい愛国主義が進んでいます。大きな物語側についた方が得といった国民の堕落が始まっており、それがプーチンやトランプを持ち上げています。大切なのは誠実に『人間であり続ける事』なのです。」
色々考えさせられました。
スベトラーナ=アレクシエービッチさんについて (Wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81
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狂歌 : 目標は いつでも高く 高すぎて 結局いつも 目標のまま (Y.S.)
761. コンビニの店員不足 [ニュースより]
コンビニの店内。店員は、奥のジュース棚の裏からも店内を監視しているそうです。
コンビニにATMが入ってから、コンビニ経営が大変難しくなってきています。レジの仕事内容が複雑で大量になり、アルバイト店員が集まらないためです。
仕事はレジ打ち、品出し、電気・ガス・税金等の支払い、宅配便の取り扱い、チケット発券、揚げ物・おでん等店頭製造食品の準備、ATM・コピー機・FAXのサービス対応、新商品の説明、店・トイレの掃除、外ゴミ箱の整理、客や外部からのクレーム対応、万引き対策等々ですが、FマートW店ではこれらをこなしても時給748円、宮城県の最低賃金の金額そのままです。
24時間営業店ではアルバイト店員が20人必要なのですが、足りない店では店長が一家総出で対応します。中には廃業する店も出てきています。
提案です。法律で24時間営業を16時間営業に縮小させ、無駄と無理を解消させませんか。当初のセブンイレブン(7 a.m.~11 p.m )を標準とすれば、エネルギーの三分の一は節約でき、原子力発電0への大きな一歩になるはずです。
参考までに
http://biz-journal.jp/2016/08/post_16288.html
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名言 : 後輩に質問されて答えると、間違えている事が多い。 (A.K.G.H.)
760. 不易と流行 [ニュースより]
不易流行を説いた松尾芭蕉
昨年十二月、大阪市は男性同士のカップルに初めて「養育里親認定」を行いました。私はこのニュースを目にした時、同性婚の二人に養子というのは大人側のエゴだと感じましたが、今その考え方が変わってきています。里親に出会えない子は、施設内でいわば「腹八分目の愛情」で生活しなければなりません。研修や厳重な審査を経た里親が愛情たっぷり育ててくれるのであれば、それも一つの運命と感じます。
「これまでの『正常』な男女の愛が崩壊する」という心配には、「どんな『正常』なら生き残れると思いますか?」と逆にお聞きしたくなります。各種アレルギー、進歩の著しいAI(人工知能)、持続する高い放射線、新型ウィルスの発生など、人間の内外の環境が大きく変化し、今までの「正常」が通用しなくなってきています。様々な異種が出現して、その中の適応できる種が新たな人類として生き残る、これが自然淘汰です。
私達は過去の基準を学びつつも、自分の立てた価値基準に従って生きるしかありません。採点は未来の子孫がしてくれます。皆さんは様々な情報を検討して「不易と流行※」を見極め、しっかりとした自分の基準を打ち立てていって下さい。
※ 不易と流行:「不易」はいつまでも変わらない事。「流行」は時代に応じて変化する事。
「同性カップルに養育里親認定」のニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170406/k10010938651000.html
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名言 : 家での睡眠より、授業中の居眠りの方が深く眠れる。 (P.P.)
759. 4D映画 [雑感・気づき]
何を想うか、じっと動かないリス。
4D映画ってご存知でしたか。風が来る、匂いがする、座席が動く、水しぶきがかかるという環境下で3D眼鏡をかけて画面を見ると、まるで本当にその場にいるような気になるそうです。料金は千円高ですが、こんなに簡単に疑似体験ができるなら、わざわざお金と体力を使って海外旅行など行かなくなるのではと気になります。
かつてグランドキャニオンに行った時、展望台の近くで何匹かのリスが走り回っていました。その中の一匹が岩の上でじっと遠くを見つめ、考え事をしていました。ま横で見ていたら、そのリスがソクラテスのように尊く感じました。
もし疑似体験でグランドキャニオンに来ても、深さ1600mの大峡谷や雄大なコロラド川はたっぷり眺められるかもしれませんが、たぶん足元のこんな小さな一コマは味わえない気がします。疑似体験の限界は、自分の体験が制作者の視点を越えられない所にあります。旅の面白さは人それぞれ、自分の五感を目一杯使って非日常的な風物を楽しみましょう。
4D映画の宣伝
http://www.aeoncinema.com/4dx/index.html
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どどいつ : 人の命は 心と体 たまに二人は けんかする (五月)
758. おもてなし [雑感・気づき]
着付けの手伝いに苦労するマリーさん
2015年のテロ事件のせいで、今パリのホテルは観光客が減り続けています。そこでパリの四つ星ホテルの接客係チーフのマリーさんは、日本の京都の芸妓置き屋に入って日本流「おもてなし」の極意を学ぶ事になりました。この様子を伝えたのが、3月18日放映のNHKの番組「パリのマダムが舞妓修行」でした。
この修行の中で彼女を苦しめたのが、置き屋の鉄則「色を消し 色を生む」でした。色とは自我や自分の固定観念の事です。お花、着付け、お料理…、全てきまり通りにしか動けない事に彼女は困惑します。女将の武田伊久子さんはそんな彼女に「一度真っ白になった上で、お客様の求める「色」や自分の個性を生かした「色」を生むのが、おもてなしなのです」と説きます。マリーさん、女将に出された料理を食べて何とか理解しました。
バスケットやバレーなどのスポーツも同じと感じます。選手達は自我を押さえ、ただルールにだけ従って動いている内に、勝つための新たな個性が生まれて来ます。そしてこれは、仏教の「無我」にも通じそうです。
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狂歌 : 眠いのを こらえる時の 頭では なぜか早口 色々飛び交う (トムじいさん)
757. 「漢字テストのふしぎ」 [学校生活から]
文化庁が発表した常用漢字の字体・字形に関する指針
一人の卒業生が、「漢字テストのふしぎ」という長野県の高校生制作のビデオ作品を紹介してくれました。内容は、小中高二百人の国語の先生に微妙に怪しい漢字が並ぶ答案用紙を採点してもらい、各先生の許容範囲を聞くというものです。採点結果は百点から0点まで大きな開きが出ました。
小中の先生は「高校入試があるから厳しくする」と言い、入試問題を作成する県教委は「その字と読み取れるものは許容できる」と言い、文部科学省は「常用漢字表の字体の許容範囲の幅はとても広い」と言っています。結局困っているのが高校の先生で、インタビューに四苦八苦していました。入試の採点基準があやふやでは困ります。私は、「本校は常用漢字表にある字体以外は認めない」と公言する高校があってもいいと思います。それがその高校の特色となれば、受験生も対策を立てやすくなりますから。
それにしても、文科省、県教委の中にまでカメラを持ち込み、文部官僚や指導主事をあわてさせた生徒達はすごい!さらに、勇気を持ってそれを支援した顧問の先生もすばらしいと思いました。
「漢字テストのふしぎ」(東京ビデオフェス 大賞受賞)
https://www.youtube.com/watch?v=FvdIbH0qtu4
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川柳 : 告白も 電波に頼る なさけなさ (飯)