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465. 愛 [宗教的感覚]

狂歌 : せっかくの お休みなのに 大量の 課題を出すのは やめてほしいね  (M)

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 私達は美しい虹など完全に近いものに惹 () かれます。 不完全な人間が完全な存在に惹かれる傾向を、 プラトンはエロスと呼びました。 エロスは自分を高めたいという自己中心的な愛でもあります。

 一方キリスト教では、 全知全能の神は不完全な人間に無差別・無償の愛を常に与えており、 これをアガペーと呼んでいます。 同じ 「愛」 でもこの2つは上下逆向きのベクトルです。 良き伴侶にはこの両方が求められます。

 ところで聖書には 「主なるあなたの神を愛せよ」(マルコ12-28) とも書かれてあります。 果たしてこの 「愛」 はどちらなのでしょうか。 実は私は今まであやふやでした。 ところが先日いらした大船渡教会の山浦先生が、 「この聖書の『愛せ』は誤訳だ」 と言われたのです。 ギリシア語に戻ると、 聖書で私達人間が 「愛せ」 と言われている部分は 「大切にせよ」 と訳すのが正しいのだそうです。 やっとシックリくる訳語を手に入れる事ができました。 真意を知るには原典にあたるのが一番と感じました。


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