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497. 進路講演会 [学校生活から]

川柳 : フリーパス 学校以外は 遊ぶため   (ちゃま)

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進路講演会
 デートFMのアナウンサーの名護ひとみさんが、 三年生向けに講演をして下さいました。 現役アナウンサーならではの知恵があちこちに見られました。

 例えばトークのコツ。 話の中に 「共感。 知識。 笑い。」 の中の最低一つは採り入れよというもの。 共感とは 「この教室、 大学の階段教室のようですね。」 といったもの。 相手も 「そうですよね」 となる。 知識とは 「サーティーワンアイスクリームの名前の由来をご存じですか? それは 『一ヶ月間毎日食べて!』 という願いなんです。」 といった少し勉強しておくもの。 相手は 「へー、 そうなのか。」 となる。 そして笑いはその場に応じて出すべきもの、 といった話。

 また集団面接では、 次が自分の番だからといって自分のセリフばかりを考えるのではなく、 面接官と頭の良さそうな人との会話に耳を傾けよという話。 自分もその考えを利用させてもらえるし、 面接官にも他人の話をじっくり聞く人との印象をアピールできるから、 だそうです。 すごい。


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496. 白熱討論 [地歴公民科]

名言 : 「頑張っても意味がない」と思う前に、頑張ろうとしていない自分に気づいて! ()

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白熱討論
 倫理の授業で次のテーマで討論会をしたところ、 2時間に及ぶ白熱した議論となりました。
「16歳の女子高校生が同級生の男子との間にできた21週の胎児を中絶した。 費用は男子生徒が支払った。 あなたはこのような 『身勝手な中絶』 を認めるか。」

 認める派の主な論拠は、「産む産まないの決定は 『女性の権利』。 心身共に未熟な親の虐待の危険。 周りの人々からの白眼視の悲惨さ。 学生が子育てする事による周りへの迷惑。」 などで、 認めない派のは、「21週にもなれば立派な人間なので殺人と同じ。 教育はみんなでするので若さは関係ない。 産めば可愛さが出てきて虐待など出ない可能性もある。 避妊の義務を果たさず、 権利だけを主張する身勝手。 女性は生涯消えない心身の傷を持つ。」 などでした。 一生懸命考えて主張する姿に感動を覚えました。

 最後に三人の教員の判定で 「認める派」 が勝利となりましたが、 私個人的には、 与えられた現実は素直に受け入れるべきだと思うので、 定時制に転校してでも産んで育てる方が良いと思っています。 でも無責任な行動を慎む事が一番ですね。


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495. 善行 [宗教的感覚]

どどいつ : 「もう届くよ」と 手を伸ばす棚 大きくなったと 笑う祖母  (メロンパン信者)

善行
 「あなたは施しをする場合、 右の手のしていることを左の手に知らせるな。 それは、 あなたのする施しが隠れているためである。 すると隠れたことを見ておられるあなたの父は、 報いてくださるであろう。」 (マタイ.6-3)

 聖書は、「善い事をする時は、 すぐ近くにいる家族にも知らせるな。 神様はそのようなつつましい善行を評価して下さる。」 と説きます。 カントも、「下心があって行う善い行為は道徳的でない」 と言います。 どちらも、「自分をアピールするためにする『善い行為』は良くない」 と言っています。

 ところで 「神様に認めてもらいたいために、 あえて隠れてやる善い行為」 は、 「下心ある行為」 なので良くない行為になるのでしょうか? 経験的に言えば、 やった行為の結果はしばらくすると必ず明らかになります。 善くなければ徒労となるだけです。 だから善いと思った事は、 有言・不言を問わずどんどん実行していきましょう。 判断は神様の方でちゃんとして下さいます。


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494. 人物評価 [教育の話題]

狂歌 : 歴史物 教科書じゃなく テレビだと 嫌いな時代も 好きになってく  (Y)

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人物評価
 ある教員の前ではとても良い生徒、 でも別な教員の前ではとても悪い生徒。 もしこんな生徒がいた場合、 私達教員はその生徒の良し悪しをどうやって判断すべきだと思いますか?

 三年生の進学や就職の推薦会議の場では、 これに似た議論がよく交わされます。 「相手によってそんなにコロコロ態度を変える事自体、 問題だ。」 と言う人もいれば、 「相手に応じて言葉づかいや態度を切り替えられてこそ一人前の社会人。」 と言う人もいます。 中には生徒から悪態をつかれた教員の側に問題があるケースもありました。

 東北大学の村瀬隆二教授の 「評価」 についての研修会に参加する機会がありました。 一通り学習評価についての勉強が終わった後、 思い切ってこの件を質問してみました。 すると教授は意外にも、 「そんな時は、 声の大きな先生の評価が正しい評価となるのです。」 と回答されました。 「人物評価に客観性は求められません。 『こいつの悪は許せない』 という思いと、 『この子の善さは譲れない』 という思いの勢いの差しかないのです。」 この一言に、目からウロコが落ちた思いがしました。


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493. 楽しみ [雑感・気づき]

川柳 : 父帰宅 みんな寝たふり 死んだふり  (すぽんじ)

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楽しみ
  私は30歳の時教職に就き、 苦手だったツッパリ相手に恥をかきかきやっていたら、 いつの間にか定年を迎える歳になっていました。 第二の職場はかわいいミニキリスト教徒達のミッションスクール。 お陰さまで、今は毎日楽しく暮らしています。 この幸せな巡り合わせには、 ただただ感謝するばかりです。

 漁師でもストリートミュージシャンでも、 自分が本当にやりたい事を追求していく内にそれは大きな楽しみに変わり、 自然と必要なお金も入ってくるような気がします。 まれに給料だけが目的で教員になって苦労している人を見かけます。 そんな人は、 何事にも関心が薄いので生徒や同僚からの信頼が得られず、 「本当の自分」 を生きてないように見えます。 人それぞれに苦手な分野はありますが、 それは 「本当の自分」 探しに本気になる事で必ず乗り越えられます。 まずは今直面する現実に本気でぶつかっていきましょう。 

「自分が立っている所を深く掘れ。 そこからきっと泉が湧き出る。」(高山樗牛)


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492. 思いやり [地歴公民科]

名言 : 挨拶しろとうるさい先生ほど、挨拶を返したがらない。  (ざぁ~す)

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思いやり
 「お手」 と言われてスッと前足を上げる犬を世間では利口な犬と言いますが、 本当にそう思いますか? 本当に利口な犬なら、 毎回言われるままに意味もなく前足を上げるなんて 「ばかばかしい」 と拒否するのではないでしょうか。 でもでも、 さらに利口な犬であれば…、 「ここで前足を上げないとご主人様が恥をかくだろう」 と思い、 きっと前足は上げる事でしょう。 人間でも、 「あの人は利口な人だ」 とプラス評価をされる人は、 他人への思いやりのある人です。

 孔子の弟子の子貢が孔子に尋ねました。 「先生の一生を貫く言葉を一言で表せば何ですか。 (一言にして終身之を行うべき者あるか。)」 すると孔子は、 「それは思いやりだ。 人からして欲しくない事は人にもしてはいけない。 (それ恕か。己の欲せざる所、 人に施すことなかれ。)」 と答えています。 他人の心を思いやれる人は、 きっとその時二人分の人格を合わせ持った心の広い人となっているのでしょう。 そんな境地に達したいものですね。


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491. ユネスコ記憶遺産 [ニュースより]

どどいつ : 好きなドラマを 見ている時の トイレタイムは コマーシャル    (こんばんわに)

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ユネスコ記憶遺産
 ロシア政府が、 日本がシベリア抑留資料をユネスコ記憶遺産に申請した件について 「日本は登録申請すべきではなかった」 と批判し、 また中国が南京虐殺を申請した件についても 「日中二国間で解決すべき問題だ」 と言いました。 最初は 「何て図々しい!」 と思うだけでしたが、 その後考えさせられました。

 たぶん戦争という 「狂気の大きなうねり」 の中では、 あちこちで狂気にかられた事件が起きた事でしょう。 戦争の中では、 加害者も被害者もみんな被害者です。 どの国民にとっても、 先祖の苦難の歴史の研究は必要な作業ですが、 それは万人に 「悲惨な戦争を二度と起こすまい」 との思いを持たせるためです。 決して何の憎しみも持っていない子供達に 「某国民を憎め」 とけしかけるためではありません。

 むしろ子供達には、 「こうならないよう、 今の純粋な気持ちで誰とでも仲良く接しなさい」 と指導すべきです。 果たして今回の日中両国の記憶遺産登録にはどんな思惑があったのでしょうか。

ロシア政府の日本批判のニュース
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2612796.html


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490. 歯ごたえ [雑感・気づき]

狂歌 : 夏祭り 花火求めて 行くけれど いつの間にやら イケメン探し  (Pink×blue)

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歯ごたえ
 昔、 祖父が病床に伏せていた時、 食欲が無くなってきたのでスーパーでほうれん草やレバーなどのベビー用の流動食を買って持って行った事があります。 一口か二口食べた祖父は、 その後 「いらない」 と言って食べようとしませんでした。

 考えてみれば無理もない話でした。 たとえのど触りが良くても、 流動食のせんべいや刺身なんて食べたくもありませんよね。 歯ごたえや舌ざわり、 香り、 温度、 盛りつけ等、 食事は五感をフルに使って賞味するものなのでしょう。 枝豆やスルメのように一手間かかるぐらいの方が、 満足度は高い気がします。

 ふと人間関係も同じだなあと感じました。 「高橋様には大変なご迷惑をおかけし…」 といった一流ホテルのフロントのような耳ざわりの良い言葉のやりとりだけでは、 情報の伝達は出来ても真の友情が生まれるとは思えません。 「テメェ、 ふざけんなよ!」 といった本音のぶつかり合いの中から友情も生まれ、 また人としての成長も期待できると感じたのです。


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489. 関心 [雑感・気づき]

川柳 : 宿題が あるならいらぬ 夏休み   (s)

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関心
 仙台市科学館に行ってきました。 売店では小中学生向けでしょうか、 「仙台市科学館に行ってきました」 と書かれた18枚入り440円の可愛いクッキーが売られていました。 でんじろう先生が使うような実験装置もたくさんあり、 子供達が楽しそうに挑戦していました。

 見ていたら、 私は自分の関心が大きく変化してきた事に気づきました。 中学生の頃は星空に関心があり、 何月何日のどの方角に何の星があるかを一生懸命覚えたものでした。 そのおかげで高校でも地学だけは得意科目でした。 高校では自動車のエンジン分解に、 大学ではボランティア活動のペープサート (紙人形) 作りに精を出しました。 しかし常にフラフラ乗り換えてきたので、 どれ一つ大成していません。 かと言って後悔している訳でもありません。

 今の私の関心は、 理性で合理的に説明される世界から、 理性だけでは説明されない 「不思議」 の世界に向いています。 面白いので、 これは最期まで追究していきたいと思っています。


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488. ドローン [ニュースより]

名言 : 「みんな同じ」はつまらない。でも「みんなと一緒」じゃないと不安。  (大嵐浩太郎)

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ドローン
 9月4日、 ドローンの飛行ルールを定めた改正航空法が成立しました。 これにより、 住宅密集地 (あたり4千人以上) や空港周辺、 航空機の安全に影響を及ぼすおそれのある高度、 祭やイベントで一時的に多く人が集まる場所などでドローンを飛ばす事はできなくなります。 また夜間の飛行や爆発物や危険物の輸送も禁止で、 違反者には50万円以下の罰金が科せられます。 ただし公共機関が行う捜索救助活動と、 玩具のヘリコプターは除外されます。

 と、これだけで安心できますか? 玩具以下の極小サイズのドローンが蚊のようにプンプンと飛び回ってプライバシーを侵害するおそれもあります。 私は、 こんな危険な技術は、クローン技術同様に世界同時に開発規制をかけた方がいいと思っています。 何とオランダでは、 開発途上ながらも人の乗れるドローンまで登場してしまいました。

人の乗れるドローン
https://youtu.be/t5JgnMJzCtQ


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487. アイデア [ニュースより]

どどいつ : あなたのことが 好きなんですと 勇気が出せずに 告げられず  (N.Y.)

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アイデア
 「地元のゴミは地元で処分。」 核のゴミについての政府見解です。 が、 どう考えてもこれは変です。 「誰がばらまいたの? 誰がこれで儲けたの?」 製造物責任や受益者負担といった観点からしても、 処分の責任は東京電力と政府にあります。

 もちろん電力を大量に使う新幹線のスピードアップを求め、 自民党政権を支えてきた私達にも責任の一端はあります。 だから今大いに反省しているのです。 子孫に申し開き出来ないので、 30万年も毒性の消えない核のゴミを出すのはもう止めませんか。 生活のレベルを三分の二に落とせば原子力発電は不要なのですから。

 今加美町では、 町長をはじめ町民が総出で環境省の役人の現地調査を拒んでいます。 今後、 安倍総理はどう出てくるでしょうか。 私には一つ、 今だから使えるアイデアがあります。 それは、 加美町が調査を受け入れる 「条件」 として、 1年以内に日本の発電は再生可能エネルギーに切り替え、 原子力発電は終了するというものです。 どうでしょう。

加美町のニュース
https://www.youtube.com/watch?v=0Ry7xK4IJLM&feature=youtu.be


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486. 体験談 [宗教的感覚]

狂歌 : おばあちゃん そんなにいいか こんな孫 来て欲しいなら いつでも行くよ ()

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体験談
 ある大学の女性教授が顔の皮膚ガンにかかりました。 手術は成功しましたが、 彼女の顔は醜くつっぱってしまいました。 ショックで彼女は職場に戻る気力がなくなってしまいました。 ご主人の温かい励ましを得て、 彼女は勇気を振り絞って教壇に戻りました。 あまりの変わりように学生達は数分間顔を上げられませんでした。 しかしやがて、 顔を見る事ができるようになりました。 講義の最後に、 教授は 「皆さん、 ありがとう。」 とおっしゃいました。 学生達は教授から勇気を見せてもらいました。 教授も学生も苦しみましたが、 どちらも最後に大きな安らぎを得ました。

 これは、 先日勤務校のシスターが全校生徒に話されたお話です。 苦しんでいる人を救うのは、 他人の温かい理解と感じました。 終了後、 私は彼女に 「どうやってこのような良いお話を手に入れられるのですか?」 と尋ねてみました。 すると彼女は、 「この時の学生の一人が私だったのです。」 とおっしゃいました。 体験談はインパクトが強いですね。


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485. 研修会から [教育の話題]

川柳 : 晴天が やけにむなしい 月曜日 (M)

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研修会から
 「主権者教育のための指導力向上セミナーin仙台」 という研修会に参加してきました。 来年から高校生3年生の一部が投票できる事にともない、 高校で 「どこまで政治教育ができるか」 を学ぶためです。

 メインイベントは、 文部科学省の教科調査官の基調講演。 ところが、 「私の立場上、 お話ししたくてもできない事がある事をご理解下さい。」 という 「お断り」 が最初に入り、 「教員は政治的中立を厳守せよ」 という事以外は歯がゆい話が続きました。 そこで質問の時間に尋ねてみました。
 「高校生が学校外で政治活動をする事について、 学校は何らかの指導をした方がいいのですか、 それともしなくてもいいのですか?」
回答は 「それについては、 間もなく出る文科省の指針をご覧下さい。」 でした。 世の中、 立場が上の人程ものが言えなくなるんですね。

 いずれにしても、 学校内で教員が 「戦争反対」 と言っただけで政治的中立に反すると言われるような世の中にだけは絶対にしてはならないと強く感じました。


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484. 騒音 [ニュースより]

名言 : 「だ液」も口から出ると、なぜか「よだれ」になる。  (T.H.)

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騒音
 秋の虫の音を日本人は好感を持って聴きますが、 外国人はハエの羽音と同じ雑音に感じるそうです。 ちょっと気の毒ですね。

 音をどう受け取るかは、 地域や文化のみならず個人のコンディションによっても大きく変わります。 風鈴の音も受験生にとっては迷惑な騒音です。 私は夜の雨音は好きですが、 翌日遠足を控えた子供達にとっては不快な音に違いありません。 私は、 子供達の楽しそうに騒ぐ声は自分のエネルギー源になるので出来るだけたくさん聞きたいのですが、 それを騒音と感じる市民が増えてきています。 そのため保育所や幼稚園の設置場所決めが大変です。 少子化改善への道のりはまだまだ遠そうです。

 ところで盆踊りの音も都会では嫌われ始め、主催者がFMで音楽を流す 「無音盆踊り」 が登場しました。 イヤホンを付けた踊り手は、 小型ラジオでそれを聞きながら踊ります。 (大変失礼ながら) ゾンビのようなこの集団を、 盆踊りの創始者一遍上人はあの世からどう見ているでしょうね。

愛知県東海市の無音盆踊り
https://www.youtube.com/watch?v=n-97nRlsb6o


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483. 幸せと不幸せ [雑感・気づき]

どどいつ : そばにおっても 遠くにいても 心安らぐ 人がいい  (H.S.)

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幸せと不幸せ
 A君は父親が米国人だったため、 白い肌に青い目の大変な美男子でした。 そんな彼の人生から、 私は色々学ばせてもらいました。

 彼は中学校に入ると、 肌の違いによるイジメに遭わないよう陸上競技と勉強を人一倍頑張りました。 その甲斐あってトップの学力で進学校に入学しました。 やがてその甘いマスクは、 近隣の女子高生達のあこがれの的となりました。 大いにモテて幸せ一杯の彼は勉強がおろそかになり、 とうとう大学には行かずに東京の夜の世界に入っていきました。 容姿に陰りが見え始めた二十代後半、 彼は自分が生きていくための知識や技術を身につけてこなかった事に気づきました。 あわてていくつかの事業を試みてはみたものの知識不足のために全て失敗し、 三十代で夜逃げという悲哀を味わう事となりました。 現在、 所在不明です。

 人間の幸不幸は、 人生の途中では分からないものです。 それぞれが互いの原因となってコロコロ入れ替わります。 最期が幸せなのが一番ですね。 A君も今は幸せな人生を歩んでいるといいなあと願うばかりです。


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