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953. 板門店宣言 [ニュースより]

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                   宣言に署名を終えた金正恩委員長と文在寅大統領

 金正恩委員長と文在寅大統領が、民族統一国家の樹立に向けた板門店宣言に署名して丸二日経ちました。北朝鮮も大々的に軟化の姿勢を表明しています。まずは緊張緩和へ向けた第一歩として素直に喜びたいと思います。

 しかしこれから先は全く不透明です。北朝鮮は、日米韓三国の「緊密な連携」に上手くクサビを打ち込みました。あの融和ムードの中で、文大統領が日本人拉致問題を言い出せるはずがありません。日本人の希望的予測はやはり裏切られました。先日金委員長は中国に行って関係を修復しました。核の問題は米韓中との四か国で話し合うとの事です。早速「日本はずし」が始まったようです。

 それどころか、これからの日本は「共通の敵」として、両国の国民をまとめるシンボル的存在に利用されかねません。というのも、どちらも旧日本軍の謝罪と補償を求めており、統一国家が描かれた旗やバッジには日本が抗議してきた竹島が自国領土として描かれていたからです。

 でも、もし統一国家ができて、北側の国民が政治的教養を身に付けたら、必然的に金正恩政権は崩壊の憂き目に遭います。これを考えるとこの両国、まだまだ楽観はできません。

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川柳 : 注意する ネチネチ具合 母に似る  (ましゅまろ)

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952. 偶然 [宗教的感覚]

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                         「偶然」を文章化してくれるキーボード

 皆さんは、毎日見ているお母さんの顔を紙に描けますか?たぶん描けないのではないでしょうか。そう言う私も描けません。私達は、目に入ったもの全てを認識しているような気がしていますが、決してそうではありません。だから「見るために描く」事を専門とする画家が出てきました。

 同様に私のブログも、あらかじめ決めていたものを打ち出しているのではなく、パソコンの前に座った時偶然思い浮かんだ言葉をキーボードで打ち込んでいるだけです。私はこの「偶然」にいつも神様の存在を感じ、ここまで続いてきた事に感謝しています。だから私の場合は、ブログは「聴くために打つ」ものです。大変生意気ですが、この頃の私はそんな自分の人生が悪くなるはずがないと思え、残りの人生を楽しみにしています。

 人生では、偶然としか思えない形で神様はチラチラ私達にその存在を示して下さいます。是非偶然の出来事に出会ったら、単なる偶然と片付けず、そこに込められた意味を読み取る努力をしてみて下さい。きっと人生観が変わると思いますよ。

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名言 : 授業中のあと10分は それまでの40分より長く感じるものである。  (K)

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951. 分かち合い [思い出話]

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                      こんな感じのゆべしでした。

 「なぜ人はペットを飼うのか?」NHKのある番組の中で出された質問です。答えは、「人は与える事に喜びを感じるから」でした。証拠として、9か月の赤ちゃんが自分の玩具を母親に渡した直後、腕をパタパタさせながら満面の笑みで喜んでいる映像が流されました。一見自分に不利益に見えるこの「分かち合い(Share)」の心こそ、確かに人間を他の動物から区別する指標と言えそうです。同様の事を京大の松沢教授も述べていました。(No.923)

 私の恥をさらします。小4の時、友人宅から頂いた大きな「ゆべし」を、私は帰る途中に隠れて一人で食べてしまいました。その後、自分への嫌悪感と両方の母親への罪悪感が長い間ずっと尾を引き、ようやく50年後に母にその事を話し謝りました。母はすぐ赦してくれましたが、半分だけしか謝罪していない罪悪感は今も疼いています。やはり、食事も映画も一人で味わうよりは誰かと一緒の方がはるかに楽しいですよね。

 今、軽い認知症になった母は、飲みかけのヤクルトでも何でも「ほら、持ってって」と嬉しそうに渡そうとします。最近は受け取る事にしました。

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名言 : 悪いことでも地元がTVに映ると嬉しくなる。 (MILK BOY)

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950. 羽生結弦選手 [ニュースより]

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                      羽生結弦選手、本当におめでとう!!!

 羽生結弦選手のパレードをテレビで見ました。彼はあどけなさすら感じる、まさに23歳の大学生でした。彼は普通の親が子供に何回言っても信じてもらえない「最後まで諦めなければ、願いは叶う」という事を、二回のオリンピック優勝で示してくれました。どちらも、震災やケガといった絶望から立ち上がっての快挙で、小中学生はもちろん多くの国民が彼からしっかり学ばせてもらいました。

 彼を見ていると、彼が不道徳な事や法律違反をする姿は想像できません。まるで生きてる神様のようです。スケート以外眼中にない一途な人生を送ってきた彼は、四方八方からの雑音の多い私達には感じ取れない、かすかな、しかし確かに存在する「真理」を毎日少しずつ感じ取って、固い信念と非の打ち所のないピュアな人格を築き上げてきたのだと思います。

 ニール=ドナルド=ウォルシュの次の言葉を思い出しました。「人間にやっていけない事は何もない。ただ理想の実現に照らして必要度の高いものから先にやりなさい。そうすれば『道徳』は制約の概念から選択の概念に変わり、あなたは自由な人生を歩む事ができます。」

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名言 : 恋愛運、最高の時ほど何もない。 (ピノコ)

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949. いじめと正義 [雑感・気づき]

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                    何を思うか安倍首相夫妻 (安倍首相のツイッターより)

 この頃の私は、時々自分がいじめに加担しているような感覚に襲われます。というのも、テレビのニュース等で安倍首相がやり込められるのを見ると嬉しくなるからです。これがいじめの心理だとは分かっているのですが、この小気味よさはなかなか捨て去れません。自分の人間性がだんだん歪んできているようで不安です。

 これを職員室で話したら、一人の先生が、「それはいじめじゃありません。悪い人間が懲らしめられるのは、自業自得です。」と擁護してくれました。「だから国民のためにならない国会議員は、やっつけられて当然なのです」と。その時ふと、「教室でいじめをしている子供達の中には、こんな心理でやってる人もいるんだろうなあ」と感じました。

 信望を失った政治家は次の選挙で落選します。また自浄作用の働かない政党は落ちぶれていきます。これが天罰です。一方私達は、いじめと正義の境界はよく判りません。だから教室の中でも政治の世界でも、不完全な私達が罰を与えてはならないのです。良くない事をしている人には、「あなたは間違っている」と根気強く指摘し続ける事が大事です。

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名言 : 人の欠点とは 一人一人に与えられた克服すべき試練である。  (遊び人)

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948. 感動 [思い出話]

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                私達の学校ではありませんが、まさにこんな感じでした。(ネットより)

 「夕焼け小焼けの 赤とんぼ~♪」  大変活動的な合唱部顧問の先生がいました。

 ある時、彼は市内の大きな病院と交渉し、ホールでミニコンサートを開きました。開演直前になると、ストレッチャーに乗せられた寝たきり老人の患者さんや車いすのお婆さん、点滴スタンドを引っ張りながらの患者さんなど、入院、通院の患者さん達が続々とやって来て、ホールは大変な混みようになりました。

 合唱曲の中で、今でも耳に残っているのは、越路吹雪の「ラストダンスは私に」です。聴衆全員涙がこぼれていて、私は合唱が与える衝撃の強さを感ぜずにはいられませんでした。最後に全員で、「赤とんぼ」を四番まで歌いました。後日、合唱部あてにリポビタンDが数箱届き、添えられた手紙を校長先生が全校集会で読み上げました。

 「長い事入院生活の続いていた母は、貴校の合唱部の『赤とんぼ』を本当に嬉しそうに歌い、翌朝亡くなりました。母の最期に素晴らしい思い出を作って下さった合唱部の皆様には、感謝の言葉もありません。…」 多くの感動を生み出した、素晴らしい先生と生徒達でした。

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名言 : 口げんか、絶対に自分が最後にしゃべらないと気が済まない。(さくまくん)

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947. 校則 [地歴公民科]

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                      私達が高校生の頃、通学に履いていた足駄

 私の高校時代は、カラコロ、カラコロと学校に下駄(足駄)で行くのが普通でした。

 大阪府教育庁が府内の小中高に校則の見直しを指示したところ、全日制高校135校中53校が校則を変更しました。中には、時代に合わせて「下駄通学の禁止」規定を廃止した高校もあったそうです。「エッ!宮城県てそんなに進んでいたの?」と、驚かされました。

 昔、厳しい距離制限のついた「原付バイク通学規定」のある高校に勤めた事があります。生徒達の不満に対して、学校は入学時の誓約書「校則は必ず守ります」を盾に突っぱねていました。契約だから、と。しかし私は、この規定が受験前ではなく入学後に生徒に示される所に一種の欺瞞性を感じていました。中学生向けの「入学案内」に載せれば問題ないのです。ただこれを一校だけでやれば、受験生は他校に流れていきそうです。そこで県教委に、全ての高校の校則を一覧にして出してくれるよう要望しました。しかし残念ながら今だに実現されていません。たとえ受験生相手であろうと、契約は対等の立場で交わされるべきものと考えます。

〇「下駄通学」解禁のニュース。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180416-00000069-asahi-soci

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どどいつ :お菓子を買う時 カロリー見るが 気にせず買っちゃう 私いる  (ねぎ)

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946. 人づき合い [思い出話]

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                      1971年、銀座に開店したマクドナルド1号店。

 私が小学生の頃、多くの家は醤油や砂糖が切れると隣家に借りに行ったものです。容器を返す時は、卵やお煮つけ等をお礼に入れました。またご近所同士料理もおすそ分けし合っていました。「もったいない」の感覚の中で、人々は互いに温かさを感じ合っていたのです。

 ところが1960年代の高度経済成長期に入ると「大量生産・大量消費」の時代となり、米国流の使い捨て文化が主流となりました。当時私は、マクドナルドのごみ箱の張り紙「使用済みのカップとスプーン類はここに捨てて下さい」に、大きな違和感を覚えたものです。しかし「衛生的」とか「産業に貢献」といった宣伝文句に惑わされ、「もったいない」の感覚はどんどん退化していきました。

 コンビニやスマホの普及と豊富な物資のおかげで、現代は「お一人様」でも何不自由なく生活できるように見えます。しかし皆さん、現実は厳しいですよ。手術で入院ともなれば保証人や身元引受人など、必ず誰かの手助けが必要になります。一見煩わしく感じる人づき合いですが、いつどこで誰にお世話になるか分かりません。周りの人には、明るく誠意ある対応を心がけていきましょう。

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狂歌 : 安いから 買ってしまうの つい多く 要らないものまで 100円ショップ (ポチ)

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945. 評価 [教育の話題]

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                        オートレース

 「俺は、1億円稼ぐオートレース選手になる」という生徒がいました。オートレースとは、複数のオートバイが競走し、観客が金を賭けるギャンブルです。時々レース中に接触事故があり、落車した選手は死んだり大けがをしたりしています。「自分の命を粗末に扱うなよ」と何度か忠告したのですが、結局彼は養成所に入りました。でも考えてみれば、多くの人々を喜ばせるために自分の人生を捧げるのが「人の道」であれば、これもありなんですよね。私はご免ですけど。

 サッカーのハリル監督が「突然の解任だ!」と怒っています。しかし、新人が次々と発掘されるスポーツ界に身を置く限り、不要とされた監督や選手が解任されるのは覚悟の上のはずです。評価は、される側がとやかく言えるものではありません。再評価されるよう頑張るか、そこを去るかのいずれかです。

 私は、公営ギャンブル界やプロスポーツ界の人間評価の視点がどうしても好きになれません。立派な人格を有する選手を、まるで競走馬のように道具としてしか見ないからです。でも皆さん、努力が評価されるのは学校か家庭だけですからね。社会に出たら、程度の差はあれ求められるのは結局結果です。

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川柳 : 気がつけば 考えている 君の事    (屡鬼耶)

 

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944. 運命 [宗教的感覚]

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                               J.マーフィー牧師

 私達は「運命」は変えられないと思いがちですが、この「運命」を変える事ができるものを私達は持っていると、勤務校の付属幼稚園の園長先生が披露されました。それは「思考」です。先生は、次のマザーテレサの詩を読み上げられました。

 思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
 言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
 行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
 習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
 性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

 J.マーフィーも、「全ては、あなたが心の中で考え、感じ、信じた結果である。」と言っています。私も経験的に、出来るだけ具体的に思考する事で夢は実現できると信じています。(No.751) 自分の中にいる神様を、しっかりと信じましょう。

 校長先生も、先日の始業式でこの詩を生徒達に伝達されました。

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川柳 : とりあえず 笑っておけば 大丈夫  (T.S.)

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943. 介護保険 [雑感・気づき]

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                             介護保険の仕組み

 92歳の母がインフルエンザにかかりました。お医者様の適切な処置で、母は3日間しっかり眠って回復しました。ところが驚いた事に、たった三日間だけなのに母は歩けなくなっていたのです。さらに御飯茶碗もしっかり持てなくなっていました。「老人が骨折したら終わり」とはよく聞きますが、この事なんだと知りました。

 若い内は筋肉に余裕があるのであまり気づきませんが、人間の筋肉の衰えはあっと言う間です。四つん這いで何とか移動する姿に私達夫婦は途方に暮れ、介護認定の再認定を申請しました。介護保険は全国民40歳から死ぬまで強制的に徴収されますが、これは本当にありがたい保険制度だと今感謝しています。

 お医者様の診断書が要るので、インフル治療の最終回にこれを切り出しました。ところが母を前にして母の劣化の様子は話しづらく、翌日改めて依頼書という文書にして先生に説明させてもらいました。その時先生は私に、「良い判断でした。老人は具体的な事実は忘れても、気分を害されたという感情のしこりはいつまでも残りますから。」と言われました。近頃は、毎日母から25年後の私を予習させてもらっています。

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名言 : 書き留めた思い出は、紙と一緒に消える。   (環)

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942. 温かい死 [雑感・気づき]

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                    ご臨終の人から見た風景だそうです。(ネットより)

 たとえヤクザの大親分でも、重病になれば医師には弱音や本音を語る事でしょう。こんな死を前にした人の本音に関する素晴らしい記事を見つけました。

 「人は誰でも良い心と魂、体の3つを持って生まれてくる。死によって体が失われても、良い心と魂は家族に引きつがれる。だから死は怖くない。」看取り士の大橋氏は、大切な人を抱きしめて看取る理由を説明します。「良い心と魂を引きつぐには、背中が温かい間※は抱きしめて、そのエネルギーをゆっくり受けとる必要があります。それができれば、家族もより自分らしく生きていけます。」

 たとえ大変な親不孝息子でも、親の臨終の場で素直に抱きついて泣けば、周りの人々はすんなり彼を受け入れる事でしょう。そして本人も、そこから新しい人生を歩み出せる事と思います。人の死は、関係する人々に再生を促してくれるように私は感じました。

 加藤氏(43)は、臨終前の奥さん(37)に子供達とのお別れをさせました。奥さんは4人の子供達を一人ずつベッドに呼んで抱きしめ、言葉をかけました。「お母さんは魔法使いになって、いつもみんなのそばにいる。苦しいときは苦しいと言いなさい。お母さんがすぐに駆けつけるけんね」小1の末娘は、この後母親が自分の胸の中にいると固く信じ続けたそうです。

※死後3時間半ほど。

〇「温かい死」についての記事。是非読んでみて下さい。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180403-00214196-toyo-soci

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名言 : 悪いことしてないのにドキドキするパトカー。  (どどいつ)

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941. 資産公開 [ニュースより]

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                                          各党党首の資産額

 3日、衆議院議員の資産が公開され、全体の平均は2892万円でした。大金持ちの鳩山邦夫氏が亡くなったので、前回より660万円下がったそうです。鳩山氏は30億6520万円でした。今回の第1位は神山佐市氏(自民)で9億3071万円、第3位に閣僚の麻生太郎財務大臣4億8682万円、第26位に安倍晋三首相1億396万円が入ってます。資産ゼロで自宅のローンが1千万円といった庶民感覚の代議士って出ないもんでしょうかね。

 実は、この資産報告制度は抜け穴だらけです。例えば、預貯金は「定期預金」のみ、株式は銘柄と数量のみ (時価評価額は記載不要) です。土地建物は本人名義のみで、配偶者や家族名義のものは入りません。申告は自己申告で添付書類は不要、しかもたとえ虚偽記載があっても罰則がありません。こんなザル法なので、実態をどの程度反映してるかは全く分かりません。

 20数年前、ずば抜けて頭の良い生徒がいました。考査のたびに、数学の教員達は何とか彼に百点を取らせまいと、額を集めて悩んでいました。そんな彼が、風邪で公開模試を一回休んだ事がありました。その時「選択物理の学校偏差値が2下がった」そうです。鳩山氏の話を読んでいて、ふと思い出しました。

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名言 : 独り言は、人が近くにいると必要以上に多くなる。  (T)

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940. シルバー民主主義 [地歴公民科]

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                              日本の人口ピラミッド(平成25年)

 今の日本の政治は、「シルバー民主主義」と呼ばれています。若者、特に30歳代以下の投票率が著しく低いからです。しかし、これを若者だけのせいにして非難するのは間違っています。これは、今の政治のしくみが少子高齢社会に対応していない所から来ているからです。

 今の立候補者達は、投票人口の多い高齢者に喜ばれる政策を訴えます。従って選挙後に開かれる新しい議会も、高齢者受けする政策が中心となり、若者の声は反映されません。若者から見れば、投票に行く事自体「若者達も参加した選挙」とのお墨付きを与える事になるので、「こんな形式的な選挙なら行かない」となるのです。その結果、高齢者の既得権はしっかり守られ、少子化対策はますます遅れていきます。

 私はこの解決策として、「一票の価値に差をつける」という案を考え、先程安倍総理の意見箱に入れてみました。年代別に、人口に反比例した数を投票数に加えるのです。平成25年の統計で言えば、人数の多い60歳の1票は1票のままですが、人口が半分の20歳の1票は2票に計算します。こうする事で、投票の実質的平等が実現し、各党の公約も若者向けに変わると思うのです。いかがでしょうか。

〇衆議院選挙の年代別投票率の変化

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名言 : 球技大会で、勝てば勝つほど担任は太っ腹になる。  (カムチャッカ)

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939. 高速料金 [雑感・気づき]

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                                高速道路の大渋滞

 高速道路の料金はタダの方が良いと思いますか? 私は、昔そう思っていました。

 東日本大震災後の一年間は、被災した人々の高速料金がタダになりました。料金所で罹災証明書を見せればOKです。実は我が家も半壊だったので恩恵に浴させてもらいました。信号も対向車もなく、歩行者もいない高速道路は快適なので、以前より多く使うようになりました。すると日が経つにつれて通行量が増え、やがて出口料金所が大混雑するようになりました。正規の料金を払った車まで大幅に時間がかかるようになり、問題となりました。

 東京の朝は首都高速道も一般道も大渋滞で、消防車などの緊急車両は本当に困っています。もし高速料金が1万円なら…?きっと緊急車両は大助かりでしょうね。料金をとる意味がここにあります。だから今の私は、高速料金は適当な額を取った方が良いと思っています。物事の良し悪しは、そう簡単には判断できないと気づかされました。

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川柳 : 夏休み あってもなくても みな部活  (歌姫)

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