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1956. 岐路 [思い出話]

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                       アップライトピアノ (フリー画像より)

 私の人生には
「しとけばよかった」
と悔やんだ事が沢山ありましたが、この歳になるとそれらの多くは
「しなくてよかった」
に変わっています。

 例えば、私は高校時代調律師になりたいと思っていました。しかし大学で教員もいいなあと思い直し、難しい教採試験を受け続けるため大学院にも行きました。浪人したり落第したりしていた私は、気づけば26歳になっていました。宮城県の受験年齢は27歳まで。焦った私はいざ用にヤマハの調律師学校の募集要項を取り寄せました。するとこちらの受験年齢は25歳までで、私は受験できないのです。退路を断たれて受けた最後の教採試験も結局ダメでした。

 無謀な事に挑戦せず、早めに安全な調律師学校に入っていれば親孝行にもなったのにと悔やまれました。失意の中で入社した私塾でした。しかし3年目に年齢制限が緩和された宮城県の試験を再度受験したところ、何と一般教養問題は塾で教えている内容から多数出題されていたのです。お陰で合格できました。何が幸いするか分からないものです。

 もし調律師になっていれば、もしかするとこのコロナ禍の三年間は苦しい生活を余儀なくされたかもしれません。どちらが幸せかは比較できませんが、人生どんな道を選んでも最後は「うまくいく」と私は信じています。高校生の皆さん、迷った時は是非積極的な方を選んで進んでみて下さい。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 相手の素敵な所を伸ばせる人は、自分の良い所も伸ばせる人。 (H)

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