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1386. 笑い [雑感・気づき]

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                       桂歌丸師匠の告別式

「何を笑うかによって、その人の人柄が分かる。」(マルセル・パニョル)
笑いはくしゃみのように思わず出てしまうため、そこに人柄も出てしまいます。最近のYouTubeには、だましや他人の失敗を笑うものなど品のない映像の何と多いこと。他人にコンプレックスを抱いている人は、人を見下す笑いばかりを求めます。

「友達の ノート借りたが 読み取れず」(K)
高校生の川柳ですが、自虐ネタはまだ可愛いですね。このような「へりくだり感」には、作者の心の余裕すら感じます。

「オレは笑われているのではない、笑わせているのだ!」(筋肉だらけ)
笑いのある授業は私の理想ですが、こうはなりませんように。昨年ウケた話を自信満々話したら、一人も笑わずバツの悪い思いをした事が何度かあります。生徒も私も「生もの」なので、年々笑いのツボは変化してるんですね。さらに個人的には、冗談の出しやすい相手と出しにくい相手がいるのも事実です。長い間人気を保つ落語家の皆さんには、笑いの視野の広さを感じます。

 笑わせるにもTPOがあります。昔、田舎の葬式で、ドラを先頭に僧侶や骨壺を抱えた遺族、親族などが二列で粛々と墓所に向かっていました。それを見送っている時、つい「(映画の)『八墓村』みたいだね」と言ったら、妻が笑いをこらえ切れずに困った事がありました。お葬式ではどんな冗談も禁物と反省しました。

** 高校生のコトバ **************************
川柳 : あと数歩 先生よけて 字が見えぬ  (にも)

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