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1323. 親があっても [ニュースより]

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                             「火垂るの墓」の作者、野坂昭如氏

 非常事態宣言が出されたゴールデンウィーク中、我が家の近くの東北縦貫自動車道は閑散とし、まるでお盆の都心の道路のようでした。新幹線の乗車率も昨年に比べて95%減、茅ケ崎も弘前城も誰もいません。「なんて日本人は素直なんだ!」と驚いたのは、私だけではないと思います。

 自粛要請を無視して営業を続けたパチンコ屋がありました。1憶人もいれば確率的に変人は出ますが、今そのような危険行為はもはや犯罪です。この種の犯罪を防ぐには、罰則付きの法律の制定が必要です。しかし安倍総理は作りませんでした。日本医師会が悲鳴を上げていたのに、非常事態宣言の発令は一週間引き延ばされました。加えて「宣言」は「発令」すべきものなのに、「発出」などと腰の引けた表現で自らの責任を薄めました。今の総理には、自分で責任もって決断する勇気が決定的に欠けています。

 しかしそんな指揮官にでも、国民は誠意をもって応えています。野坂昭如氏が、娘について「親があっても子は育つ」と言っていましたが、もし日本が何らの法的強制措置もとらずにこの難局を乗り切ったら、これはリンカーンの「国民の、国民による、国民のための政治」の模範となる事でしょう。将来の教科書に載るくらいの歴史的・国民的一大事業の成功です。こんな誇り高い日本人像をみんなで描きながら、もう少し頑張って参りましょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :  謝られると、つい自分も謝ってしまう。  ( プロレス女子)

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