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1327. 見る [雑感・気づき]

ヘレン・ケラーとサリヴァン.jpg
                   若い時のヘレンケラーとサリヴァン女史

 ヘレンケラーは、「Three Days to See (三日間だけでも目が見えたなら)」というエッセイの中で、もし彼女が三日間だけ目が使えるようになったら何を見たいかを書いています。

 「第一日目は愛おしいサリバン先生。お顔の中に忍耐力や優しい心を見て取りたい。私は『心の窓』である目を見て心の中をのぞく事ができない。だから友人の内面の美しさが表情ににじみ出てくる所を心に焼き付けたい。二日目は、博物館や美術館で歴史や芸術を通して人間の魂を探りたい。三日目はニューヨークの真ん中で現実世界に浸りたい。エンパイアステートビルからの街の景色は私にとっては別世界。また人々の真剣に決断を下す顔や惨めで痛ましい光景なども見たい。悲惨さに目を閉じれば心と精神を閉じるのと同じ事になるから。

 三日目の晩、私はどれほど多くのものを見ずに終わったかに気づくだろう。しかし輝かしい思い出に満たされて、悔やむ暇はない。その後の私は、色々なものに触れるたび、それがどう見えていたかのまばゆい記憶が戻ってくるだろう。」

 彼女は言います。「明日、目が見えなくなると思って目を使いなさい。触れて抱きしめるように見ようとするでしょう。それこそが最終的に『見る』という意味であって、そこに新たな美の世界が開かれて来るのです。」と。盲目のヘレンケラーから、「見る」ことの極意を教わりました。

〇「Three Days to See」(英文)         https://www.theatlantic.com/past/docs/issues/33jan/keller.htm

** 高校生のコトバ **************************

名言 : グループで強気な女子は 一人じゃ何もできない子。 (D)

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