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557. 国際交渉人 [地歴公民科]

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                             番組の中の島田氏 (左端)


 NHKの番組 「先人たちの底力」で、 国際交渉人という存在を初めて知りました。 島田久仁彦氏 (41歳) は、 国連から派遣されて紛争地域に行き、 テロリストと政府といった絶対に折り合えそうにもない集団同士の合意を取り付ける仕事をしてきました。

 彼は、 交渉のテーブルについた時に 「初めまして」 と挨拶した事がないそうです。 その時点までに、 交渉の窓口になっている人と何度も酒を酌み交わし、 下調べした相手の趣味で話を盛り上げ、 すっかり打ち解けた人間関係になっているからです。 もちろん防弾チョッキなどは着ません。 信頼関係が全てだからです。 そして大事なのが笑顔。 第三の案を用意しておく事も必要と言っていました。

 昔、 父が語っていた言葉を思い出しました。 賃上げ交渉の組合側の窓口の人も大変なのだそうです。 交渉でどんなに満足すべき回答を勝ち取っても、 仲間に報告すると 「あと百円位、 何とかならなかったのか?」 という不満が必ず出るそうです。 これが人間の性 (さが) なんですね。

島田氏の対談  (PHP Onlineより)
http://shuchi.php.co.jp/article/1742

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : つまづいた そんな時こそ 思い出す 考え方は 十人十色  (ハレのち)


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