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546. 蚊とIAEA [ニュースより]

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                  「できる限り全ての事をする。」演説するルセフ大統領。


 8月にオリンピックが開催されるブラジルでは、 今新生児の小頭症を引き起こす 「ジカ熱」 が流行して、 人々を恐怖に陥れています。 このジカウィルスを媒介しているのが蚊です。 この蚊の繁殖を抑える新たな技術をIAEAが開発しました。

 蚊のさなぎに放射線を照射して大量の雄を不妊化させ、 それらを野山に放って野生の雌と交配させ、 孵化しない卵を産卵させる事で蚊の総数を減らすというものです。 殺虫剤や遺伝子組み換えによる駆除は、 環境に悪影響を与えるので良くないのだそうです。

 もしこれで状況が劇的に改善されたら、 その先にはどんな未来が待っているでしょうか? アブ、ブヨ、ノミ、シラミ…、 その適用範囲は人間にとって不都合な生物にどんどん広められていくかもしれません。 そうなったら今の生態系は崩れ、 人類自体が滅亡の危機に瀕します。 使用に当たっては深い思慮が求められます。

 さらにこれが 「人道的」 な新兵器として秘かに人間に使われるなどという事の無いよう、切に祈ります。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 苦労してるのは親だけじゃなく私達子どももです。 (JYP)


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