1018. AI(人工知能) [教育の話題]
海外旅行の出入国手続きが簡単になりました。パスポートをコピーの機械に乗せ、顔を正面の鏡に向けるだけでOKです。AI(人工知能)が判定するので、待ち時間がぐんと短くなりました。(株)UTグループは、今年からAI面接サービスを導入します。受験者はスマホを利用していつでもAIの面接を受けられます。
1012. 判官びいき [教育の話題]
先日のNHKニュースで、甲子園大会準優勝の金足農業高校の話題が優勝校の大阪桐蔭高校の前に流され、びっくりしました。内容も、県民の嬉しそうな声やボロボロのボールの映像など、細かい所まで伝える温かいものでした。確かに練習時間も短く雪深い秋田県の、予算も少ない公立高校の野球部が決勝戦まで勝ち進んだのですから、感動を呼ばない訳がありません。ただ、彼らへの応援熱があれ程高まってしまうと、相手の大阪桐蔭高校のナインは、さぞかしやりづらかったろうなあと同情もしてしまいます。どの生徒も与えられた条件の中、限界ギリギリまで頑張って来た点は同じですから。
1011. 悩み [教育の話題]
987. 知能検査 [教育の話題]
私達が小中学生の頃、知能検査というテストがありました。「五個の鍵の中で同じものはどれか」とか、「積み重なったサイコロは何個あるか」等、多くは図形で出題されました。知能指数 (IQ) は100が学年全体の平均値です。ところが、誰もその結果を先生から教えてもらっていません。不思議でした。
658. 本音とタテマエ [教育の話題]
「オシャレって、ちょっと我慢が必要なのよネ。」おすぎとピーコのピーコ氏が言っていました。これは、高いヒールの靴を履いた女性に「自分をカッコよく見せたいと思ったら、辛くても膝は意識的に伸ばしなさい」と言った後の言葉です。「カッコよく見せるためには本音を抑える」という辛い場面、ファッション以外でも結構あると思いませんか?
956. 解釈 [教育の話題]
955. プライド [教育の話題]
945. 評価 [教育の話題]
「俺は、1億円稼ぐオートレース選手になる」という生徒がいました。オートレースとは、複数のオートバイが競走し、観客が金を賭けるギャンブルです。時々レース中に接触事故があり、落車した選手は死んだり大けがをしたりしています。「自分の命を粗末に扱うなよ」と何度か忠告したのですが、結局彼は養成所に入りました。でも考えてみれば、多くの人々を喜ばせるために自分の人生を捧げるのが「人の道」であれば、これもありなんですよね。私はご免ですけど。
サッカーのハリル監督が「突然の解任だ!」と怒っています。しかし、新人が次々と発掘されるスポーツ界に身を置く限り、不要とされた監督や選手が解任されるのは覚悟の上のはずです。評価は、される側がとやかく言えるものではありません。再評価されるよう頑張るか、そこを去るかのいずれかです。
私は、公営ギャンブル界やプロスポーツ界の人間評価の視点がどうしても好きになれません。立派な人格を有する選手を、まるで競走馬のように道具としてしか見ないからです。でも皆さん、努力が評価されるのは学校か家庭だけですからね。社会に出たら、程度の差はあれ求められるのは結局結果です。
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川柳 : 気がつけば 考えている 君の事 (屡鬼耶)
934. 学校現場 [教育の話題]
「先生が『バカ』なんて言うていいんか? 教育委員会に言うぞ。」
騒がしさを注意された生徒の一部が、「ため口」で男性教師(58)に迫る。一喝したいが、保護者や市教委の存在がよぎり躊躇する。そんな光景が当たり前のようにあるという。
930. 先生 [教育の話題]
教員世界にも色々な豪傑がいます。私の高校時代、「フンが落ちて来る前によけられる人間になれ」と、わざわざ鳩のフンの落ちてくる軒下に生徒を並ばせ、蹲踞(そんきょ)※させて話を聞かせていた体育教員がいました。気が散って話など聞けません。また池の水が波打つ程の大地震が来たのに、「動ずるなっ。死なばもろともじゃ。」と一喝して淡々と授業を続けた漢文の老講師。授業中、「瞑想っ!」と生徒に瞑想をさせ、その間しばしの仮眠をとっていた教員。県総体の前日、「信用できないから」と生徒のゼッケンを全員分預かり、翌日丸ごと忘れてきた教員(No.674)。これらが大騒ぎにならなかったのは、時代の違いでしょうね。
910. 罪人の自覚 [教育の話題]
907. 生徒間のトラブル [教育の話題]
この頃のNHKのEテレは、本当によく出来てますね。昨日見た「いじめをノックアウト」という10分間の番組では、『三月のライオン』という漫画を題材に「クラス内の見えない階層をどう壊すか」という大きなテーマを取り上げていました。キャスターの高橋みなみさんの本音トークは実にナチュラルで、しかもきちんと常識の範囲内に収まっています。適役と感じました。
http://www.nhk.or.jp/tokkatsu/ijimezero/
904. 蜜の味? [教育の話題]
蜜の味?
小室哲哉氏など芸能人や政治家の浮気話が、かまびすしく騒がれています。「謝罪になってない!」と怒る人もいます。しかしこれは家庭内の問題なので、謝罪は当人がパートナーにすればいいだけの話です。
902.アイコンタクト [教育の話題]
https://www.nttcom.co.jp/comzine/no047/wise/index.html
900. アプローチ [教育の話題]
https://blogs.yahoo.co.jp/shy1963guy/36712632.html
866. 大成の条件 [教育の話題]
http://okushimanto.jp/blog/2016/06/09/9780/
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2017082741SC000/
842. 器 [教育の話題]
光は粒子か?波動か? この難問に高校時代の物理の先生は「光はどちらの性質も持っている」と説明されましたが、私にはよく解りませんでした。ところが今、鈴鹿短期大学名誉学長の佐治晴夫先生は次のように解りやすく説明されています。
821. 働き方改革 [教育の話題]
803. 指導者 [教育の話題]
「音楽チャンプ」という番組で、決勝に進出した女性参加者が一人の審査員から厳しい「ダメ出し」をされました。感想を求められて、「今のパフォーマンスで誉めていただいたら、きっとそのままで終わってしまう。悔しいですが、うまくなりたいので (その言葉を) これからの財産としてずっと持ち続けたい。」と答えていました。審査員も当人も立派でした。
https://www.youtube.com/watch?v=O4Odn67r7Hg
797. 好感度 [教育の話題]
マイクロバスから数珠つながりで、ヨチヨチと幼稚園児達が降りてきます。二人ずつ手をつないで点検を受ける事になっているようですが、手もつながず一人で警備員のおじいちゃんの股間を攻撃している男児がいます。遠目には可愛い園児達ですが、よーくと見ていると結構ヤンチャな子が多く、先生は大変そうです。人間同士、理解し合えば可愛いさが増すのは事実ですが、逆によく分からないから可愛いいというのもこれまた事実ですね。「好感度」の不思議さを感じます。
795. 船村徹氏の生き方 [教育の話題]
793. 落差 [教育の話題]
696. 勘違い [教育の話題]
答案用紙。どんな解答と出会えるか楽しみです。
「人を見かけで判断しないで欲しい。」あるテレビ番組で一人の若者が叫んでいました。キラキラ光るイヤリングやネックレスなどで着飾った彼は、髪の毛も金髪に染めていました。聞けば、保育士の専門学校に通いながら、ホストクラブでアルバイトをしているそうです。正直、保育士には全然似つかわしくないと感じました。
彼は大きな勘違いをしています。たとえば、漁師がタキシードを着て船に乗っていたら、やはり変です。私達は「見かけ」抜きで人を評価する事はできません。まずは「身なり」「言葉遣い」「立ち居ふるまい」で第一印象を刻み、次いで「思想」「知識」「技能」などで奥の深さを感じ取ります。
時々高校生の中にも、小さな勘違いを感じる事があります。答案用紙に、薄いシャープペンで小さく書かれた字がスマートだと思っている人いませんか?それって、私のような高齢の採点者にとっては拷問に近いものがあります。字は濃く太くそして大きく書いて下さい。
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川柳 : 外見で 判断されてる 子ギャル達 (ヘルメット)
688. 採点業務 [教育の話題]
東京都目黒区駒場にある大学入試センター
2021年からセンター試験に代わって実施される「新共通テスト」に、大きな問題点が見えてきました。
このテストは、国語に記述式問題を導入して受験生の思考力・表現力を見ます。大学の59%が「必要」としているのですが、その一方で58%が導入は「難しい」と答えています。理由は採点の負担が大きいからです。この採点業務を、文科省は大学に、私立大学はこれまで通り大学入試センターに求めています。
先日、文科省は次の二案を提示しました。
①100字程度の難易度の高い問題は受験生の出願先の大学が採点。
②40~80字程度の難易度中程度の問題は入試センターが業者に採点を委託。
この②については、「これで表現力が計れるのか」「採点基準がブレないか」などの懸念の声が上がっています。業者は人手不足のため学生アルバイトに頼らざるを得ません。「受験生」が、翌年は「採点者」という事もありそうです。
将来は、「記述式の採点は公平なAI(人工知能)に」となるかもしれません。人間がロボットに評価される時代になりそうで、怖い話です。
10月26日の朝日新聞ニュース
http://www.asahi.com/articles/ASJBT7TSGJBTUTIL05L.html
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川柳 : トランプで 負けたらその日は パシリかな (ゴジラ)
684. オムツと税金 [教育の話題]
保育園の発表会。
三歳の孫が、まだオムツは取れないのですが、昨日「オシッコ」を告げられるようになりました。ママは大喜び。「4月の新しい保育所への入所までに、オムツを取りたいんです」と言います。というのも、三歳児はオムツが取れないと入所待機になる保育所があるからだそうです。これは親子どちらににとっても大変なプレッシャーだなあと感じました。
一方保育所の職員の立場に立てば、たとえ「それが仕事」と割り切っても、「少ない人手と安い給料で、これ以上仕事を増やさないで」という気持ちになるのも理解できます。この両者のどちらも大変な状態では、少子化の流れが止まるはずがありません。
そこで、提案です。子供は国の宝ですから、女性が子供を育てやすい環境作りのために、国は1歳児の保育からしっかり税金を投入してはどうでしょうか。具体的には、保育士や幼稚園教諭の人件費と施設設備費に小学校並みの予算をつけるのです。小学校に文句を言わない日本人なら、きっとそれを5年早めても認めてくれるのではないでしょうか。
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狂歌 : 夏の夜 南の空に 流れ星 唱える願いは 秘密よウフフ (元祖DS)
646. 親の小言 [教育の話題]
番組のタイトル画面
親の小言
NHKで、エッセイスト佐野洋子さんの随想「私の風呂戦争」を見ました。
幼い頃の息子さんは大の風呂ギライ。小学5年生になったら歯磨きもしなくなった。佐野さんは困り果てるが、それでも毎日「顔洗った?歯磨いた?」を繰り返した。そして中学生になると、今度は朝シャンプーに凝り出し、佐野さん「あと7分しかないわよ」とどなり続けるようになる。財布から金は抜くは、学校さぼってバーゲンに行くはと、さんざん親を泣かせる。しかし高校生になったら一変して正常になった。私の戦いは何だったのか、太っ腹に構えていても子供は自分なりに育っていったのではないか。という内容でした。
しかし私は、やはりお母さんのしつこいお小言あっての正常な息子さんという気がしてなりません。食事同様、子供には周囲の大人からの小言や友達の悪知恵、本やテレビの登場人物の魅力的な人柄など様々な選択肢が万遍なく提供される事が大事だと感じます。たくさんあれば取捨選択もし易くなりますから。
ところで全国にここまでさらされた息子さん、何とも気の毒ですね。
「私の風呂戦争」の動画
http://www3.nhk.or.jp/d-station/episode/yokowords/4551/
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狂歌 : 「きゃあこわい」 出てきた虫を 言うけれど 虫の方こそ あんたがこわい (ウーロン)
640. スペシャリスト [教育の話題]
三千本安打の偉業を成し遂げたイチロー選手
スペシャリスト
昔ある校長先生が、教職員を前に一喝されました。「十徳ナイフのような人間になるな。どれもみな中途半端だ。」見事なたとえだったので、今でも記憶に残っています。
修行中のお坊さんは、三衣一鉢(三種類の着物と一つの鉢)を身に着けて、托鉢に出かけます。鉢は人々からの米や野菜等のお布施を入れる入れものです。「いくらお坊さんでも、自分の食べる野菜ぐらいは自分で育てるべきでは」とは思いませんか?実はこの托鉢は、お坊さんにしっかり修行してもらうための知恵なのです。イチロー選手は先日、見事三千本安打を放ちました。そんな彼が、もしもその直前に農作業などしていたら、誰もが「そんな事より、今は野球に打ち込んで!」と思うはずです。同様に、お坊さんも仏教のスペシャリストたる事を社会から求められているのです。
今、日本の労働者の24%が年収200万円以下のワーキングプアです。私達も、それぞれが何らかのスペシャリストになることを求められています。
ワーキングプアに関するデータ
http://www.komu-rokyo.jp/campaign/data/
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川柳 : 教科書が 役に立たない 人間関係 (チャチャマンボウ)
603. 間 (ま) [教育の話題]
オペラ「こうもり」の宣伝と小澤征爾氏
間 (ま)
「小澤征爾、京都音楽塾」という番組の中で、小澤氏がオーケストラの若者達に話されていました。
○「第一バイオリンは、コンサートマスターの通りに弾けば良いと言われた事もありましたが、今は違います。弦楽四重奏のように一人一人が主人公です。この姿勢が無ければ、どんなに良い指揮者が来ても良い演奏はできません。」
昔ある先生が、「難しかったら弾くまねしてればいいから」と言われてステージ上に座らせられたという学生時代の話をしてくれた事を思い出しました。しかし小澤氏は、一回だけのオーケストラといえども一切妥協を許しませんでした。
○「ここは単なる三連音符じゃあない。『タ、タ、タ』じゃなく、『ンタタタ』と一息で弾くところ。音符の間にある作曲家の思いを伝えなきゃ。小説の行間を読むのと同じです。」
ヨハンシュトラウスの感性が、小澤氏の研ぎ澄まされた感性を通して再現されているのを感じました。 音符、文字、言葉、全てこの間 (ま) を読む力が求められているのですね。
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狂歌 : 友の言う 好きな人が 気になって 尋ねてみたら 俺と同じだ (木馬)
573. AO入試 [教育の話題]
AO入試のパンフレットより
AO入試
AO入試とは、 大学が受験生の意欲や能力を測って入学させる制度です。 だから学力試験の代わりに、 願書、 面接、 論文などが課されます。 昔宮城教育大学で、 ある受験生が和太鼓を上手にたたいて合格した事が話題になりました。 今多くの受験生がこの制度で入学しています。
しかしこの制度には問題点が二つあります。 一つは実施時期の問題です。 1学期中や夏休みに行う大学もあり、 合格が入学式の半年以上前に決まります。 合格者の中の何割かは、 入学時まで学習意欲を持続させられないのです。 二つ目は学力不足の問題です。 大学生になると原書も読みます。 学力不足で進学してしまったためにそのような講義について行けず、 退学する学生も少なくありません。 2014年の読売新聞の調査によると、 一般受験の学生の退学率が5.9%なのに対してAO入試の学生の退学率は15.5% (6人に1人) に上っています。
AO入試を考えている新三年生は、 大学に行く目的を明確にして受験に臨み、 合格後の長い期間を学力増強に振り向けて下さい。
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どどいつ : 他人の欠点 すぐ分かるけど 自分の欠点 甘く見る (ママ)
551. しかる [教育の話題]
番組「助けて!きわめびと」の出演者 (同番組サイトより)
NHKの 「助けて! きわめびと」 を見ました。 講師は振付師の夏まゆみ氏。 親の言う事を聞かない子供達とそれに悩むお母さん方9組を集め、 「しかり上手」 になるために一泊二日で行った合宿の記録です。 それにしても、 こんな難しい親子をよく9組もテレビカメラの前に集めたものです。 合宿の中で、 夏氏はドッジボールなど親子で活動をさせ、 その後親と子に互いの 「気づき」 を発表させていました。
見ていて、 私は 「しかる」 という行為にいくつか種類があると感じました。 ①自分の思う通りにならない相手に、 いらついている感情の表現。 (当人は 「相手のためにしかっている」 と思い込んでいる。) ②相手が自分の間違いに気づくよう、 理性的にこちらの意図を理解させる行為。 ③危害の発生を未然に防ぐための言葉による強制力。
番組のお母さん方の多くが①でした。 そして私は、 理想的な②を効果的に行うためには、 愛情だけでなく日頃から自分自身の考えをしっかり示しておく事が大事だと感じました。
「助けて!きわめびと“しかり上手”になりたい」のサイト
http://www.nhk.or.jp/kiwamebito-blog/100/236118.html
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川柳 : 笑顔には 表と裏が ありすぎる (MI)