688. 採点業務 [教育の話題]
東京都目黒区駒場にある大学入試センター
2021年からセンター試験に代わって実施される「新共通テスト」に、大きな問題点が見えてきました。
このテストは、国語に記述式問題を導入して受験生の思考力・表現力を見ます。大学の59%が「必要」としているのですが、その一方で58%が導入は「難しい」と答えています。理由は採点の負担が大きいからです。この採点業務を、文科省は大学に、私立大学はこれまで通り大学入試センターに求めています。
先日、文科省は次の二案を提示しました。
①100字程度の難易度の高い問題は受験生の出願先の大学が採点。
②40~80字程度の難易度中程度の問題は入試センターが業者に採点を委託。
この②については、「これで表現力が計れるのか」「採点基準がブレないか」などの懸念の声が上がっています。業者は人手不足のため学生アルバイトに頼らざるを得ません。「受験生」が、翌年は「採点者」という事もありそうです。
将来は、「記述式の採点は公平なAI(人工知能)に」となるかもしれません。人間がロボットに評価される時代になりそうで、怖い話です。
10月26日の朝日新聞ニュース
http://www.asahi.com/articles/ASJBT7TSGJBTUTIL05L.html
** 高校生のコトバ **************************
川柳 : トランプで 負けたらその日は パシリかな (ゴジラ)
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