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1802. わがまま対策 [学校生活から]

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                             職員会議 (フリー画像より)

 わがままな人への対応は難しいものです。昔職員室でこんな事がありました。

 3月になると、学校は新年度準備に入ります。教務部は新しい時間割を組みます。先生の持ち時間は教科会で相談し、結果を教務部に出します。40代の国立大を出た先生が言いました。「私の一週間の持ち時間を10~12時間にしてもらいたい。」冗談じゃありません。高校教員は一人当たり週16~18時間で配置されているので、それを認めれば誰かが負担過重になる事は目に見えています。しかし彼は譲らないのです。若造だった私は腹に据えかね、「先生、そんなわがまま言うもんじゃないですよ。」と年上の彼をたしなめました。すると彼は、「何だと~!勝手にしろッ!」と怒鳴って部屋を出ていきました。その後、彼には普通に16時間を割り当てました。

 新時間割は、4月の第1回職員会議で発表されます。されるやいなや、彼は大声で「私の要望はどうなったんでしょうか?」と尋ねてきました。私が「あの時、先生は『勝手にしろ』とおっしゃったと記憶していますが。」と返すと、顔を真っ赤にして「それは言葉の綾で…」と次の言葉が出ませんでした。以来私は、「わがままな相手には『勝手にしろ』という言葉を言わせたら勝ち」という高等戦術を身につけました。とは言え、それを使う事はその後二度とありませんでしたが。皆さんがこんな場面に遭遇する事の無い事をお祈りしますが、万一の場合はどうぞご参考に。

** 高校生のコトバ ***************************

名言 :  人気者は、人の事を悪く言わない人。 (ひまわり)

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