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1679. ニコニコ [雑感・気づき]

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              人神とも呼ばれた仙台四郎

 今朝がた布団の中で、ふと「雨の日は雨の日で」という言葉が閃きました。私はそれを、「雨の日は雨の日で、風の日は風の日で、それを楽しめ」と受取りました。そして宮沢賢治の『雨ニモマケズ』を思い出したのです。「雨ニモマケズ、風ニモマケズ」の人生より無理が無くていいんじゃないかと。夜、再度『雨ニモマケズ』を読み直してみました。

 雨ニモマケズ
 風ニモマケズ
 雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
 丈夫ナカラダヲモチ
 慾ハナク
 決シテ瞋(いか)ラズ
 イツモシヅカニワラッテヰル
 … (中略)
 ミンナニデクノボートヨバレ
 ホメラレモセズ
 クニモサレズ
 サウイフモノニ
 ワタシハナリタイ

 あれっ、雨や風に負けないのは、賢治が手に入れたい「丈夫な体」だったんですね。彼の理想の生き方は、人々の間に入って看病したり喧嘩の仲裁をしたり、荷物を背負ったりしてもデクノボーと呼ばれる目立たない生き方です。私も丈夫な体は欲しいですが、デクノボーと呼ばれたくはありません。

 昔仙台市に仙台四郎と呼ばれた知的障害のある男性がいました。1855年生まれの彼は、いつもニコニコ街を歩いていました。彼が立ち寄る店は、その後商売繁盛となったので、みんなから来店を喜ばれたそうです。今でも仙台市内には、彼の写真や人形を飾った店がたくさんあります。私も認知症になったら、そんな人生を歩んでみたい気もします。いつもニコニコと全てを楽しんでいたいものです。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 好きだった 過去を引きずり ずるずると 戻れないのを 分かっているのに  (妹子)


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