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935. PL法 [地歴公民科]

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                         米国マクドナルドのドライブスルー

 1992年、米国のマクドナルドのドライブスルーで、ステラさん(79歳)はコーヒーを購入しました。ところが駐車場でそのコーヒーを膝にこぼし、第3度の火傷を負いました。彼女はコーヒーの温度が熱すぎたという理由でマクドナルド社を訴え、286万ドル(約3億円)支払えという評決を得ました。

 これはPL法(製造物責任法)に基づく訴訟の例です。米国では企業に賠償を求めるこの種の裁判が増えていて、タバコによる肺がんで死亡した遺族にタバコメーカーは97億円支払えという評決も出ました。

 日本でも1995年にPL法が成立しました。2008年、コンニャクゼリーを喉に詰まらせて死亡した1歳の男児の親が、PL法に基づいてマンナンライフ社に6240万円の損害賠償を求めて提訴しました。しかしこちらは、この事故は親の責任という事で敗訴しました。

 私はこの日本の判決を、ご遺族には申し訳ないのですがホッとした気持ちで読みました。消費者保護という観点ももちろん大事ですが、人間まずは自己責任です。私達、何でも他人のせいにして生きる受動的な人生ではなく、自己責任を自覚した能動的な人生を送るよう心掛けていきましょう。

** 高校生のコトバ ************************

川柳 : どうしても 明日があるから 明日まかせ  (K)

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