643. 読書会 [思い出話]
高校生にお薦めの5冊です。
読書会
教員になって何とか余裕の出てきた三校目で、私は教員仲間十名と読書会を始めました。交代で一人一冊ずつ本を紹介し、それを全員が買って一か月かけて読み、その感想を述べ合うという単純な会です。義務感で読み始めた本もありましたが、それが逆にとても私自身のためになりました。転勤しても仲間を募ってまた作り、結局退職まで続けました。今は聖書読書会という形で続けています。それらの本の中から、私が皆さんにお勧めのベスト5を下にあげておきます。良かったら読んでみてください。
ちなみに、学生時代に三浦哲郎の「忍ぶ川」という小説を読んで、感動で涙がボロボロこぼれました。早速読書会で紹介したのですが、今度はあまり感動がありません。「アレ、何か変だぞ?」と思い、初版本を取り寄せて読み比べてみたら、何とその大事な部分の文章が変わっているのです。小説家といえども、そして初版が出た後といっても、推敲の手は入るのだと知りました。
◎高校生にお薦めの本ベスト5
●「ヤノマミ」 ( 国分拓 NHK出版 )
NHK記者が半年間アマゾンの部落で生活した記録。
●「宇宙はささやく」 ( 佐治晴夫 PHP文庫 )
宇宙から人間までを分かりやすい十話にまとめた入門書。
●「アースワークス」 ( ライアル・ワトソン ちくま文庫 )
身の回りにある不思議を科学者の目で考察した哲学書。
●「食う寝る坐る永平寺修行記」 ( 野々村馨 新潮文庫 )
若いジャーナリストが一年間永平寺で修行したルポ。
●「『「気づき』の幸せ」 ( 木村藤子 小学館 )
青森の神様と呼ばれる木村氏の人生論と死生観。
** 高校生のコトバ **************************
どどいつ : はしゃいで行った カラオケなのに 少し歌うと 食べ物だ (きてぃchan)