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1726. Japanese Smile [雑感・気づき]

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                              「Britain's Got Talent」の審査員団

 オーディション番組「Britain's Got Talent」の中で、出演者が危険な技を披露すると、聴衆は「オーノー」と顔をゆがめたり目を背けたりします。一方見事な芸を発揮した演者には立ち上がって歓声を上げます。この正直さが、私は大好きです。

 高校生7人を米国の高校に引率した時の事。2週間だけでしたが、様々な日本との違いを感じました。ある授業では、「自分が分かっていても、それを言葉で表現できないと分かった事にはならない」と指導していました。別の授業では、「言葉に気をつけなさい。一つの言葉によって人は勇気も出れば、ダメにもなる。」と説いていました。自分の考えを正確に表現する指導がなされているのです。

 先生方と校庭を歩いていた時、私のシューズがぬかるみにはまり中に泥水が入ってしまいました。日本人同士なら「大丈夫?」程度で済む小さなハプニングでしたが、それを見た教頭先生は「オー、ノー」と口を押えて悲嘆してくれ、すぐに代わりの靴を探してあてがってくれました。

 日本人の表現活動の中で、言葉の比重は比較的小さい気がします。返答に窮すると「フフフ」と笑いに逃げる人や、「ハハハ」と高笑いをしないと会話を終える事の出来ない人がいます。しかしこのJapanese Smileは日本国外では誤解を生みます。国際化の進んだ今、私達は無意味な笑顔なしで自分を表現できるよう訓練していきましょう。ただし思いやりの心は忘れずに。

** 高校生のコトバ **************************

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