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1718. 冒険者 [ニュースより]

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          1962年、サンフランシスコでの堀江健一氏

 「生涯チャレンジャーでいきたい。若輩ではありますが、大器晩成を目指して頑張ります。」海洋冒険家堀江謙一氏(83歳)の言葉です。堀江氏は世界最高齢でヨットでの単独無寄港の太平洋横断に成功しました。先月5日、西宮市の帰港セレモニーでの一言ですが、これだけスケールの大きな冗談の言える人はそういません。

 1962年、23歳の堀江氏は全長わずか5mの小型ヨット「マーメイド号」で米国をめざして西宮市を出港しました。密出国という形になり、家族からの捜索願いで海上保安庁が捜索を行っています。94日後、サンフランシスコに到着した事を聞いた海上保安庁は、「ビザなし不法入国で日本に強制送還されたら即逮捕する」と非難しました。

 ところがサンフランシスコでは、市長が『市の鍵』を贈呈するなど大歓迎。名誉市民として1カ月間の滞在許可まで彼に与えました。そのニュースが伝わると、日本のマスコミも手のひらを返したように彼の偉業を讃え出しました。当時私は小学校6年生でしたが、マーメイド号のプリントの入ったTシャツを着たり、デパートに展示された実物を見たりして興奮したものです。マーメイド号は左右それぞれ90度以上傾いても復原できる構造でした。

 その後も堀江氏は冒険を続けました。次々と目標を立ててそれらを実行していく人生は、多くの人に生きる元気と勇気を与えます。彼に比べりゃ私など鼻たれ小僧、腰痛だ何だと言っていられません。もう少し頑張ります。

〇堀江氏の冒険
・1962年、小型ヨットで単独無寄港太平洋横断。
・1964年、友人3名と自転車でアメリカを一周。(走行距離約2万km)。
・1974年、ヨットで西回り単独無寄港世界一周。
・1982年、ヨットで世界初の縦回り世界一周。
・1985年、太陽電池によるソーラーボートで世界初のハワイ-父島間の単独航海。
・1989年、世界最小(全長2.80m)の外洋ヨットで単独太平洋横断。
・1992年、足漕ぎボートで世界初のハワイ-沖縄間の単独航海。
・1996年、アルミ缶リサイクルのソーラーパワーボートで単独太平洋横断。
・1999年、ステンレス製ビール樽とペットボトルのリサイクルヨットで単独太平洋横断。
・2002年、ウイスキー貯蔵樽材を再利用したヨットで単独太平洋横断。
・2004年、『SUNTORYマーメイド号』で東回り単独無寄港世界一周。
・2008年、波浪推進船で世界初のハワイ-紀伊水道間の単独航海。
・2022年、『サントリーマーメイドIII号』で世界最高齢での単独無寄港太平洋横断。

** 高校生のコトバ **************************

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