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1468. 学年末考査 [学校生活から]

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                           数学の解答 (ネットより)

 今、学年末考査の真っ最中です。昔は、試験中にいくつもチカチカこちらを窺う視線を感じる教室がありました。カンニングを防止するために私がとったテクニックは、
 〇原則として教室の後方に立ち、左右にゆっくりと移動する。
 〇机間巡視は、前方に向かってゆっくり後ろ向きで進む。
 〇作文で答えさせる問題を入れ、その配点を高くする。
でした。今の勤務校は、そんな心配がほとんどないので精神的に楽です。

 先日、監督をしていたら、問題作成の先生がやって来て言いました。
「答えは漢字で書いて下さい。分からなければひらがなでもいいです。漢字にフリガナをふるのは×です。」
 なぜだろうと考えていたら、
「二つの答えを書く事ができるからです。」
との事。「そこかー」と納得しましたが、きっとそんな生徒がいたんでしょうね。一つ学びました。

 同じく数学の先生がこんな事を言いました。
「答えが当たっていても、答えだけ書いた答案は×です。途中のプロセスが分かるように書いて下さい。」
 なるほど、答えが大事なのではなく、そこに到る過程が大事なんですね。これは、
「たとえ見た目には善い行為でも、動機が不純であれば道徳的価値はない」
と言ったカントと同じだと感じました。教科を超えて真理はつながっているのですね。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 何も悪いことをしていなくても、警察官とすれ違うと緊張する。 (みやわきー)

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