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1465. 柔軟性 [思い出話]

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                                         新聞奨学生募集のポスター

 森喜朗元会長や安倍元総理のように、人の意見に耳を貸せずに自滅していく“大物”が目に付きます。かく言う私もそうですが、年をとると人の意見が耳に入りにくくなります。でも同年代の中には、人の意見に耳を傾け、そこに次の話の糸口を持って来る柔軟な思考のできる人も数多くいます。その違いは、若い時の生活の仕方にある気がしてなりません。

 学生時代、私は学生16人が生活するアパートで暮らしていました。はじめは不安な気持ちで挨拶し合いましたが徐々に親交を深め、やがて一緒に食事を作ったりしました。一足先に住んでいた先輩達からは、地域の有益な情報や余った品物をもらったり、麻雀でカモられたりと、色々可愛がってもらいました。

 その伝統は私達から次の世代に代々引き継がれましたが、みんな謙虚に人の話を聞いて自分の生き方を修正していました。親や先生がいない分、自分の失敗は全て自己責任。誰もが『それなり』に節度を保って生活していました。当時のメンバーは、今でも思考は柔軟で性格は温厚です。ただ、あまり大物もいませんが…。

 人格形成期にこんな環境で生活できた私は幸せでした。今は一人住まいのマンションに住む学生が大半です。確かに快適そうですが、皆さんには学生寮でも新聞配達奨学生でも、一度は同世代やその前後の世代の人達と寝食を共にする生活をお薦めします。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  台風は みんなの味方 休校GO!   (三所避け)

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