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1106. 発達障害 [学校生活から]

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                              アスペルガー症候群の分類図

 生徒の小論文の中に、発達障害について調べた秀作がありました。昔知人が発達障害と診断されたら、やがて自分も学校生活で生き辛さを感じるようになり、発達障害を疑いました。病院で「発達障害の疑い」と診断され、薬も飲んだのですが効果がなく、結局自分は障害ではなく性格だと思うようにしたそうです。以下は彼女の文章の要約です。

「アスペルガー症候群に代表される軽度の情緒障害は、知的な遅れがないために他人から発見されにくい所が問題で、初期の診断の遅れが二次的な情緒や行動の問題を引き起こしている。教育と医療が協力して軽度の発達障害の子供達の支援態勢を確立する必要がある。

 これらの子供達は、音や光といった刺激に対する感覚過敏や、複数の情報が同時に入る事から来る疲れ、行動を止めるタイミングがうまく取れないストレス等を抱えている。したがってそんな子には、音ならばヘッドフォン、光ならばサングラスで感覚刺激を軽減し、周りが気になる時は周囲に何も置かない静かな場所で情報量を減らし、止めるタイミングが分からない時は事前に「何時(何個)までやったら終わり」と決めておく。こんな対策で、彼らはずっと生きやすくなる。」

 私にも十分あてはまる話だなあと感じました。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  おなら出た 気づかぬふりより 声かけて  (ハム太郎)

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