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1119. プレッシャー [教育の話題]

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                           ペナルティ=キック戦 (PK戦)

 江戸川大学の鳥越規央教授が、統計学から見たスポーツの面白さを語っていました。

 サッカーのPK(ペナルティ=キック)戦は、1982年のワールドカップで初めて導入され、以来26回行われてきました。PK戦でのキックの成功率は平均70.8%。キッカーが有利です。そして、1本目先攻のキッカーの成功率は77%。プレッシャーが無いので平均より高くなってます。しかし2本目、3本目と進むに連れてプレッシャーが高まり、4本目の後攻は58.5%とかなり低くなります。

 また、「このPKを決めたら勝ち」という場面でのPKの成功率は93.75%、ほとんど成功しています。これははずしても負けないPKなので、キッカーにプレッシャーがかからないと同時に、相手のキーパーには「ここで失敗したら負け」という大きなプレッシャーがかかるからです。逆に、「これをはずしたら負け」というプレッシャーのかかるPKの成功率は42.11%で、半分も決まっていません。

 この話から、スポーツ選手の「実力」には、筋力や技術力もさることながら、プレッシャーをコントロールできる強い精神力が大きな比重を占めている事を知りました。最後は練習し切った自分を信じられるか、にかかっているのでしょう。これは私達の様々な試験や検定でも同じだと感じます。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :  起こる物事 全てに意味がある。  (私)

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