780. 感動 [雑感・気づき]
東山魁夷氏の作品
「かつて東山魁夷の絵を見て鳥肌が立ったんですが、今回見たらあまり感動がありませんでした。」と、市川市の東山魁夷記念館に行った若い女の先生が話してくれました。「自分が思う通りに生きられない時の方が、感動は強いように感じます。今は当時に比べてずっと満たされていますから。」とも。真理を突いてるなあと感じました。人生いわゆるアゲアゲで生きている時には、私達の視線はじっくりと一点を凝視できません。
「かつて東山魁夷の絵を見て鳥肌が立ったんですが、今回見たらあまり感動がありませんでした。」と、市川市の東山魁夷記念館に行った若い女の先生が話してくれました。「自分が思う通りに生きられない時の方が、感動は強いように感じます。今は当時に比べてずっと満たされていますから。」とも。真理を突いてるなあと感じました。人生いわゆるアゲアゲで生きている時には、私達の視線はじっくりと一点を凝視できません。
1969年、私は一人で上野の美術館に「ドラクロア展」を見に行きました。その時、一枚の肖像画の目の中に実にリアルなハイライトを見つけて、とても感動した事を思い出します。その時の私は、毎日息の詰まるような辛い浪人生でした。(どんな理由を付けて出かけたか忘れましたが、今考えればとんでもない親不孝者でした。)
聖書の一節、「心の貧しい人達は幸いである。天国は彼らのものである。」もどこかここに通じるような気がします。
** 高校生のコトバ **************************
狂歌 : 家族旅行 これが最後と 言いながら 結局はしゃぐ 長女の私 (チビにいちゃん)