773. 記憶 [雑感・気づき]
認知症の症状。
母は91歳、軽い認知症に入っています。本人に病識はありません。先日、かかりつけの医師が私に、「認知症の老人は自分で薬を管理できないので、…」などと話しているのを聞いて、帰りの車の中ですっかり落ち込んでいました。しかし翌日には、病院に行った事も忘れてニコニコしています。
母は91歳、軽い認知症に入っています。本人に病識はありません。先日、かかりつけの医師が私に、「認知症の老人は自分で薬を管理できないので、…」などと話しているのを聞いて、帰りの車の中ですっかり落ち込んでいました。しかし翌日には、病院に行った事も忘れてニコニコしています。
「今日は一日中部屋の片づけで大変だった。」と言う部屋は、朝より散らかっています。衣類などを出してもどこから出したかを忘れ、「とりあえず」の置き場が増えるのです。物忘れが連日続けば自己嫌悪に陥りそうなものですが、それすらすぐに忘れるので毎日元気です。炊事や洗濯は妻がこまめにやってくれるので心配ありません。
こんな母ですが、会話は極めて正常です。この事から、私は記憶力が他の能力に先んじて衰えるのは、悲しむべき事ではないと気づきました。それは衰える心身への不安の消えた安心した老後へとつながっているのです。人間の心と体は本当にうまくできているものですね。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 「K.Y.」というイニシャルの人はかわいそう。 (DAKADE)