752. サラリサラリ [宗教的感覚]
坂村村民氏の詩「念ずれば花開く」
すべてさらりさらりといこう
水が流れてゆくように
木の葉がおちてゆくように
こだわりもなく 一切をまかせて
サラリサラリと 生きてゆこう
(坂村真民)
これは私の好きな詩人坂村真民さんの詩です。過去にこだわらず、未来を恐れる事もなく、ゆったりと大きな流れに身を任せる、これこそ私の理想の仏教的な生き方です。
昔、倫理で仏教をやった後の試験の回答の中に、「これまでの私は、あまりにも良い点を取る事にこだわり過ぎていました。」というものがあり、私はあわてました。私自身にも言える事ですが、知識と理解は違います。高校生の皆さんは知識をもって理解したとするのではなく、色々な事に挑戦して失敗経験を積んでいって下さい。そうすれば、やがて身体で理解できるようになります。その時まで、仏教的な概念は頭の片隅に置いといて下さい。ウィスキーも熟成するには長い年月がかかります。
** 高校生のコトバ **************************
名言 : 階段を登る時二三段飛び越すのは簡単だけど、降りる時程難しい事はない。 (金狐)