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1705. 教職 [教育の話題]

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         ここ10年間の教員採用状況 (時事通信社サイトより)

 皆さんの中に、先生になりたい人はどの位いますか?教員は重労働とよく言われるので、なりたくないと考える人の方が多いのではないでしょうか。

 現にここ10年間、教員希望者は減り続けています。2022年度(カッコ内は2021年度)の小中高合わせた公立学校の教員採用試験では、受験者数124,619人(132,105人)、合格者35,846人(33,523人)、倍率3.5倍(3.9倍)でした。受験者数が減って合格者数が増えたので、倍率は下がっています。小学校では2025年度まで35人学級の導入が進むので、しばらく教員不足が続きます。教員になりたい人にはチャンスです。

 教員生活をざっくり紹介します。週当たりの持ち時間数は、高校約18時間、中学校20時間、小学校24時間です。高校教員は、小中学校にある給食指導がない分教材研究に時間を割けますが、大学入試の難問を予告なしに持ってくる生徒などもいるので、油断は禁物です。

 学習指導では、高校は生徒が比較的均質なので、かなり焦点を絞った授業が可能です。一方中学校はクラス内の学力差が大きいので、どの生徒も満足できる授業は難しそうです。生徒指導でも、中学生は人生の様々な「実験期」なので、指導は大変です。小学校は、児童は可愛いのですが、モンスターペアレントへの対応に苦慮するケースが多いと聞きます。

 しかしどの校種であれ、教職は苦労した分自分自身が成長できる素晴らしい仕事です。皆さん、是非トライしてみて下さい。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 :  塩竈の 竈の筆順 分かる人?  (潮風)

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