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1710. 介護保険 [雑感・気づき]

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              輪投げを介助する介護士 (フリー画像より)

 「お早うございまーす。少し早くてすみません。」
今朝も介護サービスの明るい運転手さんが、母を迎えにやって来ました。96歳の母は、近くの介護施設の快適なショートステイとデイサービスのおかげでとても元気です。私達夫婦は、この親切な施設と介護保険制度に心から感謝しています。

 介護保険制度は、高齢者の面倒を社会全体でみようと2000年に始まりました。40歳以上の全国民から保険料を徴収し、65歳以上は年金から天引きします。健康保険と同じくサラリーマンの妻は保険料が免除されます。年金と違って現金での支給はないのですが、利用したサービスの料金に充てられます。今月の請求書は89,266円でしたが、この制度がなければ33万円かかるはずでした。母には寝たきり予防の体操と入浴と食事を、家族には時間を、そして全国民に安心を与えるこの制度は、世界に誇れる見事な介護システムです。

 今、介護施設や老人ホームが次々と建設されています。しかし団塊の世代を含む私達昭和20年代生まれの老人がごっそりいなくなったら、施設経営は厳しそうです。山一証券が倒産した時、有能な証券マンはより高い給与で同業他社に呼ばれました。介護士をめざす皆さんも、たとえ職場が倒産してもあちこちから引き抜きが来るよう、日本一の介護士をめざして努力して下さい。有能な介護士のあなたは、周りの全ての人を幸せにするでしょうから。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 「今日こそは」 あてにならない その言葉 思い立っては 時間が過ぎる (OK)

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