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757. 「漢字テストのふしぎ」 [学校生活から]

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           文化庁が発表した常用漢字の字体・字形に関する指針

 一人の卒業生が、「漢字テストのふしぎ」という長野県の高校生制作のビデオ作品を紹介してくれました。内容は、小中高二百人の国語の先生に微妙に怪しい漢字が並ぶ答案用紙を採点してもらい、各先生の許容範囲を聞くというものです。採点結果は百点から0点まで大きな開きが出ました。

 小中の先生は「高校入試があるから厳しくする」と言い、入試問題を作成する県教委は「その字と読み取れるものは許容できる」と言い、文部科学省は「常用漢字表の字体の許容範囲の幅はとても広い」と言っています。結局困っているのが高校の先生で、インタビューに四苦八苦していました。入試の採点基準があやふやでは困ります。私は、「本校は常用漢字表にある字体以外は認めない」と公言する高校があってもいいと思います。それがその高校の特色となれば、受験生も対策を立てやすくなりますから。

 それにしても、文科省、県教委の中にまでカメラを持ち込み、文部官僚や指導主事をあわてさせた生徒達はすごい!さらに、勇気を持ってそれを支援した顧問の先生もすばらしいと思いました。

「漢字テストのふしぎ」(東京ビデオフェス 大賞受賞)
https://www.youtube.com/watch?v=FvdIbH0qtu4

** 高校生のコトバ ******************

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