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764. 思いやり [学校生活から]

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         思いやりは大切。でも相手をどれだけ知っているかの吟味も大事。


 生徒の言葉の中にキラリと光るものを見る事があります。

 先日、授業で「同性カップルに里親認定(No.760)」という大きな流れをどう見るかを話し合っていた時、Aさんが発言しました。
 「たとえ親は良くても、子供の身になれば学校で差別されたりするのでかわいそうです。」するとBさんが言いました。「『差別されてかわいそう』という気持ちがすでに差別から来ているので、そう思う事自体良くないと思います。」と。

 Bさんの意見はとても良いポイントを突いていると感じました。Aさんの思いやりそれ自体は尊く、否定すべきものではありません。しかし、もしそれが間違った認識に基づくものであれば、相手を不快にさせかねないので指摘してあげる必要があります。例えば、ある男性が「女性に生まれてかわいそうに」と言ったら、その人は女性差別に陥っている可能性があります。同様に、もしAさんが「その子は将来いじめられるはずだ」という認識であれば、それは改められねばなりません。これからは色々な親がいる時代となるのですから。

 価値観が多様化しています。発言の前には十分人権について考慮しましょう。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 授業中に友達と目が合うと、必ず変顔をしてしまう自分がいる。  (Y.K.)


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