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1659. 新聞社の連携 [ニュースより]

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                           震災と津波を伝える12日の河北新報の記事

  9日の河北新報に、11年前の3月11日の新聞作りの裏話が載っていました。

 当日コンピューターのサーバーが倒れ、自力での紙面作成ができなくなった河北新報社は、「緊急時新聞製作相互支援協定」を結んでいた新潟日報社に号外2ページ、朝刊8ページの紙面作成を要請しました。新潟日報社は非番の10人を呼び出し紙面作りを指示し、河北新報社は午後3時半に二人の記者を新潟に向かわせました。

 ところが高速道路が通行止めとなり、二人が到着したのは午後9時半でした。その間新潟日報社は号外作りを進め、午後4時35分に作成完了を河北に伝えました。しかし河北側ではネット回線が不通でデータを取り込めません。するとボランティアでその日同社に来ていた共同通信社OBが、「我社の回線が使えます」と言ってくれたのです。同社仙台支社で回線を借り、東京経由で新潟日報社のサーバーにアクセスし、午後6時55分無事号外を発行できました。

 その後も新潟日報社は自社と河北の二つの朝刊作りを行い、河北の二人が到着した時には紙面はあらかた出来上がっていました。題字が左という変形紙面でしたが、河北の社長は「大災害を一目で伝えるには的確だ」と即了承。こうして午後11時半に紙面は完成し、12日3時10分に47万部が仙台で無事刷り上がりました。

 この記事を読んで、各地の新聞社で働く方々の強い絆とボランティア精神、そして一途な彼らに必要なモノは必ず与えられるという事を、再認識させられました。使命感に一途って素晴らしいですね。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :   いくら眠れないときでも、勉強しようと思うと眠くなる。(N.T.)

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