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1658. 現実 [宗教的感覚]

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                    ニーチェ

 『何事も、それが今あるあり方とは違ったあり方であれと、思わぬ事。未来に対しても過去に対しても、永遠全体にわたって、決して。』(ニーチェ)

 無神論者のニーチェは言います、
「もともと神は存在しない。キリスト教道徳は弱者の強者に対す怨恨(ルサンチマン)から来る奴隷道徳だ。」
「前世も来世もなく、今が何度も繰り返される。だから今を充実させて生きよ。」と。

 これってニーチェ教という宗教のような気がしませんか。ニーチェもキリスト教も、「今ある現実を恨むな」と言ってる点は全く同じです。私もここが有意義な人生を生み出すポイントだと思っています。恨みや愚痴から生きるエネルギーは湧きません。自分で積極的に人生を創り出していく中で、希望や高揚感は生まれて来ます。

 時々、「全知全能の神が作り出したのなら、私の人生もすでに決められている」という宿命論を聞く事がありますが、私は全てを創造した神であれば、「希望」も人間に備えて下さっているはずと考えます。つまり、AかBか人生の岐路で迷った時、選ぶのは私の自由意志に任されていますが、どちらを選んでも神は望ましい結末を準備していると考えるのです。悪事を選んで刑務所に送られたら?それも結論から言えば、私のためになっているのです。今さらながら、人生は私と神様との協同作業で作られていると、強く感じています。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : 夏休み 張り切るわりに 予定なし  (わたし)

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