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1650. ワリエワ問題 [ニュースより]

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ワリエワ選手とコーチのトゥトべリーゼ氏(左)


 2月7日、ロシアが団体戦で金メダルを確定させた直後、貢献者のワリエワ選手が12月のロシア選手権で薬物反応が出ていた事実が判明しました。彼女の薬物摂取は故意か過失か、あるいは騙されたのか。さらに、その疑惑が解明されないまま彼女を出場させたロシアオリンピック委員会(ROC)の責任はどうなるのか。今、この二つの問題がクローズアップされています。

 彼女は15歳。分別のつく年頃とはいえ、「この薬で金メダル」という誘惑を断れる程強くはないでしょう。ましてコーチからの声掛けであればなおさらです。コーチにしても、教え子の金メダルが自分の人生を左右するとなれば、ぐらつく事でしょう。なんせルール違反が公然と行われてきたロシアですから。まずは薬物摂取の真相究明が必要です。

 今回、競技後のワリエワ選手にかけたコーチの冷たい言葉にも批判が集まっています。しかし私は「そこは違う」と感じます。指導法はコーチと選手とその保護者の間で納得ができていれば、健康を害しない限り第三者が口出しできるものではないと思うからです。このコーチが疑惑を持たれる理由は、ワリエワ選手の選手生命すら奪いかねない重大問題を前に、何の説明もせずにロシアに戻った点にあります。IOCやスポーツ仲裁裁判所は、ドーピングに関しては「疑わしきは出場禁止」を貫くべきでした。

 しかしいずれにしても、ここまで努力してきた若いワリエワ選手をつぶさない配慮は是非して欲しいですね。

** 高校生のコトバ **************************

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