SSブログ

1605. 大逆転 [学校生活から]

ffggg.jpg
                             家族 (フリー画像より)

3年生の「倫理」で、代理母制度の賛否を問う討論会を開きました。4人の生徒の内3人が肯定派、1人が否定派でした。資料はWikipediaの記事。予想外の展開となりました。

肯「子供に恵まれない夫婦でも子供が持てるのだから喜ぶべき。」
否「第三者の女性の体に大きなリスクを負わせる事は許されない。」
肯「契約書に、起こりうるリスクを網羅してサインすれば問題ない。」
否「想定外の事故が起こらないと言い切れるか。」

肯「たとえ生んだ人は別でも、望まれて生まれた子供への愛情は深い。」
否「お腹を痛めて生んでこそ親としての愛情が芽生える。」
肯「父親はお腹を痛めなくても子供に愛情を持つ。」
否「この夫婦は、子供への愛より自分達の満足を求めている。」
肯「『こうまでしてもお前に会いたかった』という子供への愛だ。」
否「まだ見もしない相手に愛を感じるはずがない。」

肯「同性愛のカップルでも子供が持てる。」
否「まだ今は不幸な子を増やすだけだ。」
肯「社会の方を変えていかなくてはならない。」
否「育てるだけでも大変なのに、どうやって社会を変えるのか。」

 終始肯定派は言葉に窮していました。最後に私が、「万一将来自分が子供を産めないとなったら、代理母を頼んで子供を持ちたいか」と聞くと、全員が「絶対ヤダッ!」と声をそろえました。否定派の完勝でした。ただ、制度を認める事とそれを利用する事とは別の話とも感じました。この制度、日本ではまだ公式に認められていません。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : アドバイス ありがたいけど 先生の 言ってる事が 毎回違う (スターリン馬場)

nice!(65)  コメント(2) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。