SSブログ

1603. 人のふり見て [雑感・気づき]

hhhhhhh.jpg
             ネットラジオレコーダーのメイン画面

 ここ十年程、私はパソコンに「ネットラジオレコーダー」というソフトを入れてNHK第二放送の番組を録音し、ボイスレコーダーにそれを入れて通勤途上聞いています。最近面白い事に気づきました。それは、「聞きやすい講話」についてです。

 例えば、以前放送されたある講師の歴史話。彼は聞いている聴衆の気持ちまで代弁して話します。
 「古代ローマ皇帝の名前についてですが、同じ名前が何人も出てきます。それぞれ別の名前にした方が周りの人々にとっても分かりやすいと思うのですが…」
 「ネロは母親と妻、愛人を次々と殺しました。その後、彼が結婚を申し込んだ女性は断ります。そりゃそうですよね、そんな残酷極まりない男ですから。」

 私ははじめは面白く聴いていましたが、やがて少しずつ聴き辛さを覚えてきました。私を聴き辛くさせているのは、親切心で発している講師の評価や感想でした。私が知りたいのは講師の「感情」ではなく「事実」なのです。

 ふと自分の授業もそうなっている事に気づきました。「政治・経済」や「倫理」は、皆さんに事実を知らせて考えさせる教科です。私の意見は最後にまとめて発言したり、聞かれたら答える程度にして、授業の流れに入れてはならないと感じたのです。「人のふり見て我がふり直せ。」クラスの皆さん、月曜日からの授業は少し変わりますので、よろしく。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 美術部でも、結局私は左脳人間。 (ひかそ)

nice!(73)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。