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1574. 基礎・基本 [雑感・気づき]

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                  石原詢子さん

 Youtubeで石原詢子さんの武田節を聴き、久々に心に沁みました。伴奏は尺八一本のみ。始めに詩吟の「川中島」を吟じ、そののちおもむろに曲に入ります。聴いている内に、武田信玄とその配下の武士達の出陣の様子と彼らの心構えがひしひしと伝わってきます。なぜ彼女の歌が心を打つのか、私なりに考えてみました。

 生粋の大阪のおばちゃんは、「おねえさん」と呼ばれると必ずふり向くという実験をある番組でやっていました。行列を作っていたおばちゃん・お婆ちゃん方に「おねーさん!」と呼びかけたら、確かに皆さん一斉にこちらを振り向きました。そんな彼女達が、朝ドラの俳優の大阪弁を「あれは、ちゃう」と一蹴していました。単語を変えてもアクセントの位置やイントネーションが違うからだそうです。確かにNHKの「アマちゃん」で使われていた東北弁もそうでした。我らネイティブには山形出身の渡辺えりさんの発音が一番しっくりきました。小さい頃から身についた「基礎・基本」が芸に厚みを持たせているんですね。

 石原詢子さんを調べてみたら、彼女は紅白歌合戦にも二度出た演歌歌手ですが、揖水流詢風会という詩吟教室を開いている家元でもある事が分かりました。詩吟家元の家に生まれて4歳から詩吟を習い始め、一日4時間の練習を続けて12歳で師範代となって指導も行っていたそうです。この「基礎・基本」が、彼女の声に厚みを持たせていると感じました。

○石原詢子さんの武田節   
https://www.youtube.com/watch?v=LlgeTarZiZU

** 高校生のコトバ **************************


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