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1568. 日本式 [ニュースより]

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                タリバン暫定政権

 8日夜、アフガン情勢を話し合う拡大閣僚会合が開かれました。日本を含む22か国の外相らが出席してタリバンの暫定政権への対応について議論をしたのですが、中国とロシアは不参加でした。バイデン米政権は、国際社会が経済支援や政権承認の条件で「一枚岩」でタリバンに圧力をかける戦略を描いていますが、中国とロシアが独自にタリバンに接近すればこの戦略は頓挫します。

 米国は国内に存在するアフガニスタンの外貨へのアクセスを閉鎖しており、このお金をタリバンとの交渉に使って彼らの人権意識を改善したいとしています。一方8月29日には自爆テロへの報復として子供6人を巻き添えにしたドローン攻撃も行っています。

 そんな中、日本の茂木外相は、「人道危機回避のため国際社会が一致協力する事は重要」としながらも、「日本は国際機関を通じて水や食料、農業、教育などへ71憶円、さらに今年中には220憶円を支援する用意がある」と表明しました。

 確かに「人道支援」はタリバンに人権意識の変革を迫る手段にはなりますが、1800万人が命の危険にさらされている今、これを政治的駆け引きの道具にすべきではありません。その意味で茂木大臣の「まずは支援」の提案は大いに評価されるべきと思います。政権との交渉は次の段階です。

 日本は、中村哲氏が先鞭をつけてくれた友好の橋を生かし、タリバン暫定政権に民主主義の良さを理解してもらう道を探るのがよいと考えます。

** 高校生のコトバ **************************

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