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1530.植木職人 [雑感・気づき]

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                                熊手 (フリー画像より)

 庭が荒れてきたので、植木屋さんに来てもらいました。65歳の彼は朝8時半にやって来て、私達からおよその希望を聞くと「分かりました」と言って黙々と仕事に取り掛かりました。家の周りの草を刈り、庭木の枝を払い、松の枝を仕上げ、最後に切り落とした枝葉をトラックに積み込み、夜の7時に終了しました。庭は散髪した頭のように清々しく生まれ変わりました。

 彼は半ズボンに半そでTシャツ、サンダル履きといういで立ちで、作業をし続けました。夕方、「そんな格好で虫に刺されないんですか?」と聞くと、「結構刺されてるんです。ひたすら我慢ですよ。暑いよりいいですから。」と言います。脛には蚊に刺された跡がいくつもありました。私なら、蚊に刺される方がずっと辛いのですが。さらに、「地下タビ履いて植木屋の格好してるだけで植木職人を気取ってる奴が大嫌いなんです。県内で私だけでしょ、こんな格好してるの。でも誰に見られても恥ずかしくない仕事をしてますから。」と言います。『中身で勝負』が彼を支えているプライドのようでした。

 確かに言うだけの仕事はしてくれました。帰った後、隣のご主人が「お庭見せて下さい」と見学に来た程ですから。クセの強い人ですが、自分の仕事に自信と誇りを持ってる姿にほれぼれしました。遅ればせながら、私もそうなりたいと強く感じた一日でした。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : プリクラ写りや写真写りのいい奴は、いつも絶対同じ顔。
(パンチイバンチイ)

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