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1493. 自然の声 [雑感・気づき]

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                               萌黄色の春山

 私の住む団地は山のふもとにあり、通勤や買い物も毎日周辺の山々を眺めながらの往復です。四季それぞれに見どころがあり、私にはそれがまるで人間のあるべき姿を示しているように見えてなりません。

 春。桜の花が散ると小枝から若芽が吹き出し、他の木々と一緒になつて山を萌黄色に染めます。この新緑前の山の装いは、私達をただただなごませてくれます。人間にたとえれば赤ちゃんです。周りの人々を無心に喜ばせてくれています。

 夏。木々の緑はオーラを発し、私達に元気を与えてくれます。団地のケヤキ並木は、緑のトンネルで私達を太陽光線からしっかり守ってくれています。この頼もしさを人間にたとえれば働き盛りの大人です。「辛さに負けるな」と応援しているようです。

 秋。山全体を見事に彩る紅葉は、私達に希望を与えます。やるべき事をやり終えた時が、実は真実の花だと。人間で言えば定年の頃でしょうか。自分の仕事の成果を確認し、頼もしい後進に道を譲れた時の充実感です。

 冬。山は私に「真実に生きよ」と諭しています。生い茂る葉に覆われて大きく見えていた山の稜線も、冬はエックス線を通したかのように一回り小さい真実の姿をさらします。あたかも「人間の虚飾はいずれ禿げ落ちる」と諭しているようです。

 自然からの声がけを探す旅、これからも続けていきたいと思っています。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 恥をかくのは嫌だけど、でも生きてる間にしかかけない。 (ハルジオン)

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