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1490. 人生の選択 [雑感・気づき]

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                       名ピアニスト、フジコ=ヘミング

 職場で、「働き方改革」についての研修会がありました。始めに講師が私達に質問しました。
 「次の二つの考え方のどちらが好きですか?一つ目、時間は長くかかってもより完全なものを作る。そのためなら家庭を犠牲にするのもやむを得ない。二つ目、一定の決まった時間内で良いものを作る。家庭と職場の両方を大切にする。」
 もちろん、働き方改革とは後者をめざすものと講師は力説しました。「日本人は働き過ぎなので、意識的に自分の働き方を変えて下さい」と。

 言いたい事は分かりますが、私は、社会の中にはどうしても一つ目のモーレツ型で生きたいと願う人もいると思うのです。例えば、誰もが感動する演奏をめざすピアニスト。「結婚したら家事や育児の時間がもったいない」と、独身を貫く人も多数います。アスリートにしても科学者にしても、目標に向かって一心に歩む生活と一家団欒とは両立し難い気がします。

 日本人の働き方に関する問題点は、1960年代以降、労働者全員一律に一つ目型を求めた点にあります。今は多様性尊重の時代です。たとえ二つ目型であれ、こちらも一律に求めてはいけません。モーレツ型でもゆったり型でも、本人が望めばそれを尊重すべきです。きっと、そんな人にあこがれる異性もいるはずです。他人に迷惑をかけず、自分が幸せであれば、どちらの人生を歩んでも十分意味があると感じます。

** 高校生のコトバ **************************

川柳 : ガンつける たいていの人 目が悪い (ザッツOK)

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