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1181. 子ども科学電話相談 [雑感・気づき]

フラクタル.jpg
                      どこを切り取っても同じ形のフラクタル構造

 NHKの「子ども科学電話相談」で、小学五年生の女の子が、質問していました。
「ビッグバンの前は、本当に何もなかったんですか?」
すごい質問です。興味津々で聴いていたら、回答者の本間先生は、
「これは、分からないというのが結論です。」
と、おっしゃいました。その後、
「宇宙は137億歳。ビッグバンの前は時間も空間もない。だから何もない。でも、宇宙が沢山あるという学説もある。僕らの宇宙はなくても、他の宇宙があるかもしれない。」
先生は、一生懸命その子に答えようと努力されていました。権威と呼ばれる先生方が生放送で質問に答えるのは命がけだなあと感じました。

 「フラクタル構造」という図形があります。その図形の一部をどこまで拡大しても元の形が繰り返し現れてくるもので、月面のクレーターなどもその一例です。拡大しても縮小しても相似形なので、どれか一つを切り取ってもその「大きさ」は分かりません。もしかしたら宇宙も「フラクタル構造」なのかもしれない、とその時感じました。形の上では、原子核の周りを電子が回る「原子」の世界も、私達の「太陽系」と相似形ですから。ということは、私達の宇宙もより大きな世界の一原子に過ぎないのかもしれません。答が出てない世界なので、皆さん大いに空想を楽しんでいきましょう。

     ※国立天文台水沢VLBI観測所所長  本間希樹氏

○子ども科学電話相談のやりとり。(7/28 10:00~の部分)
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=2039_01_29844

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 勉強中にマンガを読んでいると、かすかな音にも敏感に反応してしまう。 (ワイン☆コルク)

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