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1170. 七夕 [雑感・気づき]

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                      織姫(ベガ)と彦星(アルタイル)の位置関係

 今日は七夕です。私が昔聞いた七夕話は、こんなものでした。

 織姫の父親の『天の神』が娘の夫として選んだ彦星は、織姫とたちまち気が合い、二人は大変仲良くなった。ところが、それが高じてそれぞれの仕事に支障が出る程になったので、『天の神』は怒って二人を引き離した。その後、娘があまりに悲しむので、『天の神』は一年に一度だけ二人が天の川を越えて会う事を許した。

 ここから私は長い間、星座の中の織姫 (こと座のベガ) と彦星 (わし座のアルタイル) は、この日だけ天の川のどちらか一方に二つ並んで光るものと思っていました。しかし、この二つの星の距離は15光年 (約145兆5千億km) もあり、一日だけの逢瀬を楽しんで戻る事などできるはずないのです。これが分かったのは、実は塾で小学生に理科を教えていた時の事でした。したがって、この二つの星はプラトニックラブですが天の川を挟んで一年中ラブラブという事になります。

 ところで、皆さんはこの話をどう感じますか?私は、この父親の身勝手さに腹が立ちます。事前に何の指導もせずに即ペナルティですから…。日本の昔ばなしの中には、理不尽なものが多過ぎます。乙姫様は何のために浦島太郎に開けちゃいけない玉手箱を渡したのでしょうか?かぐや姫も、恩ある老夫婦を最後に悲しませていますが、何をしに地上に来たのでしょうか?答の解る人がいたら是非教えて下さい。

** 高校生のコトバ **************************

狂歌 : 俺にもさ 楽しい夏を 分けてくれ 手なんかつないで そこ行く二人  (おば旧)

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