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1174. 大規模太陽光発電施設 [ニュースより]

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                                大規模太陽光発電施設

 今福島県は、大変な勢いで太陽光発電が進んでいます。2040年までに太陽光発電で県内需要の100%をまかなう計画だそうです。

 ところが、思わぬ所から横やりが入りました。福島県大玉村議会は、「村内にこれ以上の大規模太陽光発電施設の設置は望まない」とする宣言を全会一致で可決したのです。(7月9日付の河北新報) 理由は、「施設は緑豊かな自然環境に著しい違和感を与えるため」だそうです。これは明らかに県の方針と対立します。

 確かにびっしりと黒いパネルが敷き詰められた平地は、緑豊かな景観を損ないます。村は1996年に「ふるさと景観保護条例」を制定し、一丸となって景観を守ってきました。そんな人々にとって、パネルはさぞかし醜悪に見える事でしょう。しかしクリーン発電で汚染地域を有効活用できるという視点から見れば、敷き詰められたパネルは機能美とすら映るかもしれません。

 江戸時代の人が電信柱を見たら、きっと醜悪に見える事でしょう。アマゾンのヤノマミ族が原色のTシャツを見たら下品に見える事でしょう。時代や文化を超えた美とは何か、考えさせられました。

 大玉村問題に関しては、県は村の意向を尊重し、村を太陽光発電推進地区から外すしかないと思います。ここでも、政治の一律主義はもう通用しない事が証明された気がします。

** 高校生のコトバ **************************

名言 :傷つきやすいのが10代だが、傷が治りやすいのも10代である。  (K.S.)

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