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1168. 歴史認識 [ニュースより]

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                               朴正熙元大統領と若き日の朴槿恵前大統領

 人間として日本人と韓国人の間に大きな差があるとは思えませんが、今両国の関係が日増しに悪化しています。私はその背景に、好悪「判断」の根拠となっている「認識」の大きな差があると思っています。

 1965年、日本は韓国と日韓基本条約を結び、同時に日韓請求権協定によって5億ドル(当時の日本円で1800億円)の経済協力資金を韓国に提供しました。日韓両国はこれを「戦後賠償金」ではなく「経済協力資金」と呼びました。理由は、戦時中韓国は日本の「敵国」では無かったからです。ここから話がこじれます。

 韓国国民は、1910年の日本による韓国併合以来、自分達を日本から侵略を受けた被害者と感じていました。しかし戦後、日本や戦勝国は、韓国を日本の協力国とみなしました。さらにその5億ドルも、日本は元徴用工や元慰安婦に直接手渡したかったのですが、時の朴正熙大統領が韓国政府へ支払うよう求め、結局その金は被害者個人には回りませんでした。

 確かに元徴用工や元慰安婦が怒るのも分かります。しかし怒りのほこ先は、受け取った韓国政府に向けられるべきです。このまま日韓経済戦争に発展すれば、結果的に両国国民が大きな損害を被ります。ここは、日韓両国と第三国の学者達で検証委員会を設け、政治抜きで歴史的事実の「認識」をまとめる努力をするしかないと思います。もしかしたら、この私の歴史認識も修正されるかもしれませんが。

○辺真一氏リポート「日本の賠償金はなぜ従軍慰安婦に使われなかったのか」
https://ironna.jp/article/2282


お詫び:午前中にこのブログを仕上げるとのお約束でしたが(No.1157)、どうも守れそうにありません。申し訳ありません。当日中には必ずアップします。

** 高校生のコトバ **************************

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