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1060. ノーマライゼーション [ニュースより]

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                        ノーマライゼーションには程遠い現実

 授業で、目からウロコの体験がありました。毎日新聞の第一面に、精神障害者の就職の難しさが載っていました。

 (記事概略)「障害者(身体・精神・知的)の雇用は、国と地方自治体が2.5%、民間企業が2.2%義務付けられている。しかし35道府県は身体障害者のみを採用し、精神・知的障害者を除外している。これは、障害者の『職業選択の自由』を奪う差別である。」

 生徒達にあえて一石を投じてみました。
 「障害を抱えた方にも健常者と同じ生活を営む権利があります。しかし、医師に高い学力が求められるように、職業の適格性は公共の福祉の観点からしっかり見極められるべきで、安易に配置されてはなりません。特に幼稚園や小学校などには慎重さが求められます。」
 私は、腹案として一定の作業テストと面接に合格した人を採用する制度を考えていました。

 すると一人の生徒が発言しました。
 「幼稚園や小学校という小さい頃から障害者と触れ合う事は、子供達に世の中にはこんな人もいるという事に気づかせ、その接し方を学ぶ良い機会になると思います。」
 予想外の反応でしたが新鮮でした。真のノーマライゼーション実現のためには、根底に彼女のこの姿勢がなければならないと、救われる思いでした。
      (「障害者」の表記は、毎日新聞に揃えました。)

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 目を見ながら真剣に話す事はできるが、目を合わせて話すと、笑ってしまう。 (T)

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