293. マザー・テレサ [宗教的感覚]
名言 : みんなでお菓子を食べると、必ず最後に1コ残る。 (2:50)
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マザー・テレサ
マザー・テレサの施設に、 体が半分ドブに浸かっていたひん死の男性が担ぎ込まれてきました。 マザー達は彼の体を洗い、 スープを与えて、 安らかに旅立てるよう洗礼をしてあげました。
ところがこの男性、 やがて奇跡的に体力を回復し、 ホームの仕事を手伝えるまでになりました。 誰もが喜んだのですが、 いつの間にか施設から姿を消してしまいました。 シスター達はテレサに詰め寄りました。 「なぜ、 彼を止めなかったのですか? 洗礼を受けたからには、 彼はここに留まって働くべきでした。」と。 その時テレサは言いました。 「私は、 私のやるべき事をやりました。 あとは彼と神様との問題です。」
その男性は、 キリスト教徒ではありませんでした。 知らないうちに洗礼され、 それゆえ残れと言われたのはさぞかし辛かった事でしょう。 シスター達を裏切って自分の神に忠実に生きるか、 あるいは自分の神を捨ててキリスト教徒としてここで生きるか、 真剣に悩んだ末の決断であれば、 きっと神様は…。 「私と神様の関係は1対1」、 これは私の大好きな話です。