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1894. いい映画 [雑感・気づき]

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                        『いまを生きる』のワンシーン

 『いまを生きる』という1989年のアメリカ映画を見て、色々考えさせられました。

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 1959年、全寮制の進学校に英語教師キーティングが赴任した。彼は、大学進学に向け厳格な生活を送る生徒達に自分の人生を生きる素晴らしさを教える。「視点を変えよ」と机上に立ち、「詩の教科書は捨てろ」と言う。生徒達も次第に自由な生き方に目覚め、ニールは自分が俳優になりたい事を自覚した。しかし父親は厳しく反対し、彼を士官学校に転校させると言う。絶望したニールは自殺し、キーティングは辞職させられる。キーティングと生徒達との別れの場面、教室内で何人かの生徒は大好きなキーティングを机の上に立ち上がって見送った。
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 進学に向け生徒と先生が一丸となって頑張っている学校に来て、「教科書より自由に生きる人生の方が大切」と語るキーティング先生は、正しいのでしょうか、間違っているのでしょうか?教員が勤務校の教育目標を否定してはなりませんが、キーティング先生の言いたい事も分かります。彼は授業以外の場で語るべきでした。また人の心は変化するので、この学校には心変わりした生徒を休学させたり復学させたりする柔軟なシステムが必要と感じます。一方、自分の認識に固執する父親は典型的な自己愛者で、それを息子への愛と錯覚しています。ニールには、そんな父親に何かもう一つガツンと挑戦してもらいたかったと感じました。人生には時々このような壁が待ってますから。でもいい映画でした。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 人が壁にぶち当たったときが、実力発揮の時。 (Y.K.)

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