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1585. 川柳と俳句 [雑感・気づき]

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                        小林一茶の似顔絵 (フリー画像より)

 2022年度のサラリーマン川柳です。

〇送料を 無料にするため ムダづかい  (ネットショッパー) 
〇好きだった 敬老会で 言われても   (万年幹事)
〇ひと言が 多い家内と 足りぬ僕    (減点パパ)

 何とも言えない身につまされる乾いた笑いを誘います。この笑い、作者自身を笑い者にするからいいんですよね。

 一方こちらは夏井先生が選んだプレバトでの俳句の優秀作品です。

〇紅葉燃ゆ 石見銀山 処刑場         (東国原英夫)
〇吊り革の師走 遠心力に耐え            (ミッツマングローブ)
〇銀盤の 弧の凍りゆく 明けの星          (梅沢冨美男)

 こちらからは最初に季節感が、そしてそこに居る筆者の心情が、流れ込むように入ってきます。川柳と俳句の味わい所の違いがよく分かります。

 そしてこちらはシルバー川柳。人生の先輩達の枯れた「重み」を感じて圧倒されます。

〇名所より トイレはどこだ バスツアー  (大阪府、64歳、男性)
〇ご飯つぶ 付いているから 食べたはず  (神奈川県、81歳、男性)
〇俺を見て 御先祖様と 孫が言う     (埼玉県、53歳、男性)
〇あの世では お友達よと 妻が言い   (石川県、64歳、男性)

 川柳も俳句も、人生に潤いを与えてくれるのがありがたいですね。

** 高校生のコトバ **************************

名言 : 人は真実ほど否定したがる。  (E.K.)

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