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1754. 介護士 [雑感・気づき]

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             介護士 (フリー画像より)

 母の介護施設のホールで、私は若い男性介護士がベンチに腰掛けて一人のおばあさんと話をしているのを見ました。おばあさんは大声でゆっくり同じ話を何度も繰り返しますが、彼は彼女にしっかり向き合い、「ハハハハ」と楽しそうに笑いながら相槌を打っています。それは本物の笑いでした。やがて「さっ、あと二周がんばって歩こうか」と促すと、彼女は手押し車につかまりゆっくりホールを二周しました。

 以前、学童クラブの小学生相手に、本気で怒ったり笑ったりしながら野球をしていた大学生に感心した事がありますが(No.216)、彼らのように年代がいくら離れていても同級生のように接する事ができる人はすばらしいですね。

 私は職業柄、高校生とは同じ目線で笑える気はしているのですが、小学生以下とは無理です。疲れます。こんな固い頭じゃだめだと思っても、笑いは反射なのでコントロールできません。ふと大好きな孫が相手だと笑える場面が多い事に気づきました。人を好きになれる人が、人の可笑しさや面白さも素早く気づけるんですよね。介護や教育の世界が求める人はそんな人達です。人間大好きな人、是非来て下さい。

 最近私は、「歳をとったら、他人と同じ所で笑わなくてもいいや」という気にもなってきて、一人でテレビに突っ込みを入れたりして楽しんでます。でも社会性が求められる皆さんは、是非多くの人と接して笑いの幅を広げていって下さいね。

** 候え硬性のコトバ **************************

川柳 : 足りないぞ 早起きの徳 三文だけ  (ジョージ)

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