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1752. 大凶 [学校生活から]

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               おみくじ (フリー画像より)

 私は、学生時代に東京の高幡不動尊で「大凶」のおみくじを引いています。(No.105) アルバイトでトラックの運転手をしていたので交通事故が頭に浮かび、散々な初詣となりました。しかしお陰様でその年は安全運転に徹し、何事もなく済みました。

 先日、職員室で今年採用された62歳の先生と話す機会がありました。彼も若い頃、鎌倉の鶴岡八幡宮で「大凶」のおみくじを引いて真っ青になったそうです。すぐに宮司さんの所に行き、どうすべきか尋ねたところ、
「何万の中のたった一枚を引き当てたんだから、むしろ喜ばしい事ですよ。」
と慰められました。

 彼は中学校の先生となり、タイの日本人学校の教員も数年間勤め、その後老いた両親の面倒をみるために郷里の宮城県に戻って私学の高校の教員になりました。私達二人、どちらも「大凶」という程ひどい人生ではありませんでした。

 おみくじは良い方から「大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶」とありますが、最近「大吉」は喜ばれない傾向にあるそうです。引いた今をピークととらえる事から、この先は下がる一方と感じるからです。この感覚に従えば、「大凶」は今がどん底なので今後の人生は上向きになるはずとも言えそうです。

 吉凶いずれにしても、私は深遠な神の言葉を人間が限界ある知恵で読み解けるとは思えません。したがって大事な時ほど、影響を受けないようおみくじは引かない方がいいと考えます。

** 高校生のコトバ **************************

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